シグマDP2xレビュー-緑色の被写体試し撮り編-
2011年06月05日 カメラ・写真
シグマDP2xレビューの試し撮り編です。緑色の被写体中心に撮影してみました。現像は、DP2xに付属していた「Sigma Photo Pro4.2」でTIFF出力したあと、「Photoshop Lightroom 3.0」でコントラストや彩度などを調整しています。
6月に出荷されたシグマDP2xには、最新の「Sigma Photo Pro5」のCD-ROMが付属しているらしいです。初期ロットを予約購入した人は、古いソフトウェアの方を使っていないといけないようで残念です。早くダウンロードできるようにしてもらいたいものですね。
シグマDP2xは、姉妹機のシグマDP1xとは、やはり性格が少し違います。画角や色の付き方が違うのは当然のこととして、何よりもF値がF2.8と明るく焦点距離が換算41mmなので、寄って撮影すれば背景がかなりボケます。260gと超軽量ながらこのボケ味は嬉しいですね。一眼並み、あるいは一眼以上の写りが期待できます。センサーサイズが大きいのはもちろんのこと、センサーがFoveonで独特な味わいになります。
機種名 | センサーサイズ | センサーの種類 |
---|---|---|
Canon EOS 7D | 22.3mm×14.9mm | ベイヤー |
シグマ DP1x、シグマDP2x | 20.7mm×13.8mm | Foveon |
Panasonic GF2 ,OLYMPUS PEN E-PL2 | 17.3mm×13mm | ベイヤー |
Foveonセンサーについては、良い点ばかりではなくて悪い点もあったりします。どうやっても思い通りの色が出なかったりとか、そういう困った場合もあったりします。まぁそれはそれも特徴ということで。当たり外れがあって、当たると気持ちの良い写真が撮れるのがFoveonの面白いところです。Foveonセンサーの仕組みについては次のページで詳しく解説されています。興味のある人は読んでみて下さい。 シグマのDPシリーズは、決してカメラ初心者の人に勧めたりはしませんが、面白いデジカメなのは間違いないと思います。