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無関心な層に売れずに、熱狂的なファンにだけ売れる時代

2008年12月22日 雑記
景気が良かった頃は、「無関心な層に、広告でつって売る」、という手法が効果的だったわけだが、景気が悪くなり、一人一人の使えるお金に限りがあるようになってくると、無関心な層は、そう簡単には飛びついてくれなくなってくるわけで、大多数向けに作られていたものは、景気が悪くなれば悪くなるほど、それに比例して売り上げが落ちていくことになり、ところが無関心な層とは違って、熱狂的なファンを抱えている物や人というのは、景気に左右されにくい側面、いや、好きだからこそ、その物や人のためにお金を貯めてでも買うファンの心理的な側面があり、他に何も希望が持てないような状況になっても、信じている物や人に対してはいくらでも熱狂的になることができるのであるから、景気に左右されにくいと言えるわけで、相対的に、景気が悪くなったときは、熱狂的なファンをつかんでいる物や人の売上比率は高まり、大多数向けよりも、一部の熱狂的なファンにだけ売るというビジネスが当たり前になってくるかもしれない、というよりも、本来は関心の無い層に向けて売ることばかりを考えていたこと自体がおかしなことで、何の取り柄もない、とりあえずみんながそこそこ満足する程度のものしか作れもしないのに、広告の力にだけに頼って力業で売りつけ、いざ景気が悪くなってみれば、経費削減のために広告費を減らす、そんなことをすれば、さらに売れなくなるのは当たり前で、強みを持っているものが相対的に順位を上げてくる、言うなれば、弱いからずっと吠え続けているしかなかったのに、だんだん吠える力も弱くなり吠えることさえできなくなってきた、そんな状態、もう弱いだけ、ただの負け犬、ここはもう一度原点に返って、みんなが熱狂的になれるほど良いものを作るか、できないのであれば、つぶれるだけの時代へと進み始め、その時代を勝ち抜き、サバイバルレースを生き残ったものは、人数の多い少ないにかかわらず、熱狂的なファンを獲得している物や人である、と言うことができよう。