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体罰は一部の人には効果がないよって話

2008年11月22日 雑記


学校で体罰うけて成長した人、いる?」を読んで。

自分が小学校1、2年生の頃は、担任の先生から竹竿でおしりを叩かれまくっていました。「女王の教室は甘い!」のときに書きましたが、週に2、3回漢字のテストがあって、間違えた漢字の数だけおしりを叩かれていました。10問出題され、10点満点で9点なら1回、0点なら10回。テストの後、教室の前まで行って、みんなの前でおしりを突き出し、先生が竹竿をバットのように振って、おしりをバンバン叩いてきたわけです。

9点や8点の人には優しくても、4点や3点、さらには0点を取る人になるとどんどん叩き方が強くなっていきます。普段点数の高い生徒が多少点が低くなってもひいきで優しく叩きますが、いつも3点くらいの生徒には容赦ありません。お尻を叩かれながら、泣いている6歳の児童がいたこともしばしばでした。

自分はあまりマジメではないので、毎回10点満点を取れるようなことはなく、大体7〜9点くらいで、数回先生に叩かれていました。点数が低すぎて叩かれまくるのも嫌だったので、体罰の効果は多少あったかと思います。

でも、体罰の効果がない人も確実にいました。

いつも0〜3点くらいしか取っていない生徒には、体罰の効果はありませんでした。体罰の効果があるなら、時間が経てば5点くらいは取れても良いはずです。でもいつも0〜3点くらいの生徒はいつも0〜3点くらいです。先生から「なんで勉強してこなかったんだ?」「ドリルの宿題は?」と聞かれても、へらへらしながら「忘れました」などと言うだけです。おしりを叩かれながら涙を流すことも、周りから「○○菌」と呼ばれいじめられたりすることも、テストの成績向上にはつながりませんでした。

そういう体罰の効果のない児童は、クラスに3〜4人いて、いくら叩こうが泣かそうが無意味です。逆に周りの生徒からもいじめられるだけです。本気で勉強しても点が取れないのか、勉強していないから点が取れないのかはわかりません。本気で勉強しても点が取れない生徒だったとしたら、かわいそうなだけです。

先生の気分次第で突然叩かれたり、意味もなく叩かれたりするわけではなく、きちんと間違えた漢字の数だけ叩かれるという明確なルールがあったのは幸いでしたが、体罰を受けても効果のない人は一部に存在します。