ストーリー 会話文 〜バッドエンディングを目指して〜

一回グッドエンディングを見た後、どうせならバッドエンディングも見ておこう、ということで、新たに会話文を載せていきます。アイザック、かなり悪い子です(笑)

第ニ幕 崩れゆく世界落ちる影

アイザック
「ん・・・
 うーん・・・」

「こ、ここは・・・?」

「ば、ばあちゃんは!」

トリスティア
「・・・ごめんなさい。
 ああするしかなかったの」

アイザック
「ばあちゃんは?」

「ばあちゃんはなんで戦っていたの?
 あいつは、あの女は何者なの?」

トリスティア
「・・・ごめんなさい。
 私にもっと力があれば・・・」

アイザック
「そんなこと聞いてるんじゃないよ!
 ばあちゃんを助けに行かなくちゃ!」

トリスティア
「ダメ!!!」

アイザック
「!?」

トリスティア
「あなたの師匠が、どんな思いであなたを
 逃したのか、考えてあげて」

「あなたとその杖に、希望を託したの。
 あなたの師匠はそのために、命をかけたのよ」

アイザック
「・・・ばあちゃんが、命を?」

「なんでだよ!意味が!
 ・・・意味が、わからないよ!」

「なんでみんな、
 僕をおいて勝手に行ってしまうんだよ!」

「どうして・・・」

トリスティア
「アイザック・・・」

「聞いてほしいの。
 世界がどうなってしまったのか。
 あなたが背負った運命のことを」

アイザック
「・・・」

トリスティア
「かつて、世界は七人の賢者と七本の杖によって
 守られていたわ」

「でもある日、賢者の一人が守るべき人間の、
 みにくさ、愚かさに絶望してしまったの」

「彼女の名はセネカ・ウィンデル。
 <黄昏の歌姫>と呼ばれた美しく賢い女性
 だったわ」

アイザック
「それが、さっきのあの女?」

トリスティア
「そう」

「彼女は、神が残した七本の杖を全て手に入れ、
 新たな神として全く新しい世界の創造主と
 なろうとしているわ」

アイザック
「バカな!」

「賢者といったって、たかが人間じゃないか!
 神になろうなんて、なんて傲慢なんだ!」

トリスティア
「ええ。哀しいことね・・・」

「でも、彼女はもう少なくとも5本の杖を
 手に入れてしまっているわ」

「あなたの持っている<光の杖>を奪われたら
 ・・・もうあとはないのよ」

アイザック
「光の杖・・・
 僕の、この杖が?」

トリスティア
「そう。あなたのお父様・・・」

「光の杖の継承者、白夜の法皇様はその杖を
 あなたに託したの」

アイザック
「父さんが、賢者?」

トリスティア
「白夜の法皇は、賢者たちの長よ」

「賢者たちはその力を王や権力者に利用されない
 ように、その地位を固く秘匿しなくてはならな
 いの。・・・旧いしきたりなのよ」

「あなたが知らなかったのも当然だわ・・」

アイザック
「ふざけるなよ!」

「勝手すぎるよ!
 何も言わずにそんな重いものを背負わせて!」

「身勝手すぎるよ・・・」

トリスティア
「アイザック!!!」

「アイザック!!!」


- 木漏れ日の森へ -


アイザック
「おかしいな・・・
 マナが、集まってこない?」

トリスティア
「も、森のマナが、
 魔物によって汚されているんだわ」

アイザック
「マナが・・・汚されている?」

トリスティア
「ええ」

「世界に満ちたマナの力は、マナクリスタル
 として結晶化しているわ」

「マナクリスタルは、魔導士たちに力をくれる。
 でも、魔物たちの憎しみの力にとても弱いの」

「いったん憎しみに包まれたクリスタルは、
 賢者の杖で浄化しない限り、再びマナを
 生み出すことはないわ」

アイザック
「そうか。
 じゃあ、賢者の杖があれば・・・」

トリスティア
「ええ。浄化することが可能だわ」

「それから、なかまにした魔物の中には、
 マナクリスタルを浄化する力を持っている
 ものもいるの」

「遠くのマナクリスタルや、歩いて行けない
 場所のマナクリスタルは、なかまに浄化
 してもらうのもいいかもしれないわね」

「・・・近くにマナクリスタルがあるわね。
 ためしにそれを浄化してみて」


- マナクリスタルに近づくアイザック -


「そう、浄化されたマナクリスタルは、
 きれいな水色にかがやくの」

「そうやってマナクリスタルを浄化していけば、
 より多くのマナを集めて、たくさんの魔法を
 使うことができるわ」

「さらに、浄化したマナクリスタルの近くに
 いると、少しずつだけど、HPを回復
 することができるの」

アイザック
「へえ、便利だね」

トリスティア
「ええ」

「逆に、汚されたマナクリスタルは、
 敵のHPを回復してしまうから気をつけて」

「そうそう。地面に魔法陣のような図形が浮かび
 上がっている場所があるわね」

アイザック
「うん。敵がどんどん出てくるね」

トリスティア
「あれは、デル・ゾーン。
 魔界に続く穴だと言われているわ」

アイザック
「魔界に!?
 なんか怖いね・・・」

トリスティア
「ええ、黄昏の歌姫が賢者の封印を壊し、
 デル・ゾーンが世界中に現れたわ」

アイザック
「あれをふさぐ方法はないのかな?」

トリスティア
「上にのっていれば、一時的に
 ふさぐことはできるけれど・・・」

「完全に消すためには、黄昏の歌姫を
 止めるしかないわ」

アイザック
「・・・トリスティア」


- 戦闘 -


- 森の老魔導士の家へ -


アイザック
「・・・・・」

トリスティア
「ここが、家のあった場所?」

アイザック
「・・・・・」

トリスティア
「ひどい。
 何も、残っていない」

アイザック
「ばあちゃん・・・」

トリスティア
「とにかく・・・
 他の賢者たちに会いに行きましょう」

「今の私たちじゃ、残念だけど返り討ちにあう
 だけだわ」

「アイザック・・・
 今はつらいと思うけれど・・・」


   よし、行こう!
  →もういやだよ!


アイザック
「もういやだよ!」

「父さんも師匠さえも勝てなかった相手に、
 どんなにがんばっても僕が勝てるわけが
 ないじゃないか!」

トリスティア
「・・・・・」

「そうね、そうかもしれないわ」

「でも、お父様があなたに杖を託したのには、
 きっと何か意味があるのだと思うの」


   意味がある?
  →違う!意味なんてない


アイザック
「違う!
 意味なんてないよ!」

「自分のできないことを
 子供に押し付けてるだけなんだ!」

「父さんは僕のことなんて、何も考えてないよ!
 身勝手な大人なんだ!」

トリスティア
「ばか!
 もう知らない!!!」

アイザック
「・・・・・」


- 去る、トリスティア・・・ -


アイザック
「!?」

「うわっ!!!」

パラケルスス
「ぴぴいっ!」

アイザック
「わぁっ、おっとっと」


くそっ、ちょこまかと逃げやがって!


アイザック
「何をするんだ!」

悪の魔導士
「へっへっへ。
 おとなしく金目の物をおいてきな」

「・・・観念するんだな。
 オレは、泣く子もだまる、
 天下の魔法盗賊サマよ」

アイザック
「盗賊って、
 ・・・単なる追いはぎじゃないか!」

悪の魔導士
「ふん。
 子供のクセによく吠えるじゃないか」

「言っとくが、
 誰も助けになんかきちゃくれないぜぇ・・・」

「魔物が現れるようになってから、王国の騎士も
 自警団も、何もいなくなっちまったからな」

「力さえあれば誰でも言うことを聞く。
 全く、住みやすい世の中になったもんだぜ!」

アイザック
「・・・・・」

「お前みたいな・・・」

悪の魔導士
「・・・あ?なんか言ったか?」

アイザック
「お前みたいなやつがいるから!!!」

悪の魔導士
「くそっ!
 子供のくせに魔法が使えるのか!?」

アイザック
「お前みたいなやつがいるから!!!」

「世界は、
 世界はおかしくなっちゃうんじゃないかぁ!」


- 戦闘 -


アイザック
「・・・・・」

パラケルスス
「ぴぴー?」

アイザック
「・・・・・」

パラケルスス
「ぴぴ?」

アイザック
「ごめん。
 大丈夫だよ、パラケルスス」

「世界が混乱して、苦しんだり悲しんだりする
 ひとがいる」

「だけど、今の魔導士のように、
 こんな世界を好きだっていうやつもいる」

「でも・・・」

「自分の力をどっちに使えばいいか、
 今は良く分かるんだ」

「・・・ばあちゃん
 いや、師匠に教えてもらった」

「魔導士の力は、
 魔法を使うことのできない人たちのために
 おすそわけしてあげなくちゃならないって」

「決してその力におぼれて、人々を苦しめるよう
 なことがあってはならないって」

「それが、神様から力をもらった
 魔導士みんなの務めなんだって」

「・・・今、ようやくその意味がわかったよ、
 師匠」

パラケルスス
「ぴぴー」

アイザック
「さあ行こう、パラケルスス。」

「トリスティアをおいてきちゃったからね」

「むかえに行こう!」

パラケルスス
「ぴぴー!!!」


- 森の老魔導士の家へ -


トリスティア
「・・・ふう」

「急に全部話しちゃったのがまずかったかな」

「・・・すぐに理解しようとしたって、
 無理な話だもんね」

「あーあ!」

「私ってどうしていつもこうなんだろう!」

「全然人の気持ちを考えてあげられない!」

「・・・私がもう少し、
 人のことを理解してあげられたら」

「・・・姉さんだって」

「・・・・・」

パラケルスス
「ぴぴいっ!」

トリスティア
「パラケルスス!?
 どうしてここに?」

パラケルスス
「ぴぴいっ!」

アイザック
「へへへ・・・」

トリスティア
「アイザック!
 あの、私・・・」

アイザック
「トリスティア・・・」


   弱音をはいてごめん
  →一人ぼっちにしてごめん


アイザック
「一人ぼっちにしてごめん」

トリスティア
「な、何言っちゃってるのよ!
 私、一人だって戦うつもりでいたのよ」

「さみしくなんてなかったんだから!」

アイザック
「・・・うん」

「トリスティアは強いね」

「僕も、もっともっと強くならなくちゃ。
 魔法の力だけじゃなく、心も強くならなくちゃ
 戦うことなんてできないんだ」

トリスティア
「アイザック・・・」

アイザック
「・・・さあ、行こう。
 賢者に会いに!」

トリスティア
「七賢者一の知恵者、水の杖の継承者が、木漏れ
 日の森の東にいると聞いたことがあるわ」

「まずはそこへ行ってみましょう」


- 銀嶺渓谷へ -


トリスティア
「ここは銀嶺渓谷(ぎんれいけいこく)」

「群霞の老師(むらがすみのろうし)
 と呼ばれる賢者が住む、水の聖地よ」

「・・ずいぶんヘンクツなおじいさんだから、
 あんまり得意ではないんだけど」

アイザック
「へえ・・・知り合いなの?」

トリスティア
「う、うん。
 一度会ったことがあるだけ」

アイザック
「ふうん・・・」

トリスティア
「それに、ここに住む魔物は、水の魔法が
 きかないことが多くてやっかいだわ」

「中には、ダメージどころか、体力を回復
 してしまうやつもいるみたい」

アイザック
「それなら、火の魔法で戦ったほうが
 良さそうだね」

トリスティア
「!?」

「・・・水のマナが弱いわね」

アイザック
「そうなんだ」

「前に水を汲みに来たときは、魚たちがずいぶん
 たくさん死んでいた」

「水の量も、だんだん減ってきている」

トリスティア
「いったい山頂で何が起こっているのかしら?」

「アイザック、いそぎましょう!」

アイザック「うんっ!」


- 戦闘 -


魔物のあつかいにも、
ずいぶん慣れてきたみたいだね


アイザック
「あ、あなたは・・・
 レオナルドさん!」

レオナルド
「やあ。
 また会ったね」

「短い間に、
 ずいぶん成長したみたいじゃないか」

トリスティア
「知り合い?」

アイザック
「う、うん」

「僕に魔物の使い方を教えてくれた、
 魔導士のせんぱいなんだ」

トリスティア
「へえ・・・、そうなの」

レオナルド
「おっと失礼。そちらのおじょうさんには
 自己紹介がまだでしたね」

「俺の名はレオナルド。
 さすらいの魔導士ですよ」

「以後、お見知りおきを。
 ・・・美しいおじょうさん」

トリスティア
「う、美しい!?
 こ、こちらこそ。よ、よろしく・・・」

「よろしくオネガイシマス!」

「・・・・・」

アイザック
「トリスティア、なにをモジモジしてるの?
 トイレ?」

トリスティア
「ば、バカッ!」

アイザック
「いてっ!」

レオナルド
「ふふふ」

「魔物には、様々な種類がいる」

「最初は弱くても、成長すると強くなるものや、
 逆に最初は強くても、そのあとあまり成長しな
 いものもいる」

「属性や魔法との相性を考えて、自分だけの編成
 をつくりあげることが大切だよ」

「そして・・・
 どんな絶望のふちにあっても・・・
 希望を見失うなよ、少年!」

アイザック
「うん、任せといてよ!」

トリスティア
「はあー
 レオナルド様かあ・・・」

アイザック
「・・・・・」


- 銀嶺渓谷頂上へ -


トリスティア
「老師さまー!
 いらっしゃいましたら返事してください」

アイザック
「老師さまー!」

トリスティア
「・・・」

「おっかしいわね。
 この辺りに住んでいるって聞いたんだけど」

アイザック
「!?」


わが聖域に侵入するのは何ものぞ?


トリスティア
「老師さま!?」

アイザック
「うわー。でかっ!」

「!?」

「うわわわっ!」

トリスティア
「あんたが失礼なこと言うからよ!」

アイザック
「でも、なんか様子がヘンだよ!?」

「うわったたた!」

群霞の老師
「黄昏の歌姫の理想を邪魔するのは
 おまえたちか???」

「光の杖を・・・ヨコセ・・・」

アイザック
「操られているのか!
 くそっ、戦うしかない!」


- 群霞の老師との戦闘 -


群霞の老師
「・・・・・ん。むむ・・・。」

トリスティア
「老師様!?」

群霞の老師
「おお、風の娘ではないか。
 このようなところへ何用・・・」

「!?」

「そうか、ワシは黄昏の歌姫との勝負に敗れ、
 ヤツに操られておったのだな」

トリスティア
「ええ」

群霞の老師
「天秤の杖の力は、人の心に平静をあたえ、
 争いを止める力じゃ」

「その力を悪用すれば、
 人の心を自在に操ることもできる」

トリスティア
「・・・では、他の賢者たちも」

群霞の老師
「そうじゃな。敗北したのなら、
 操られている可能性は高いじゃろう」

「杖を奪われたのみならず、賢者たちがあやつら
 れてしまっているとなると、世界の守りはます
 ます弱まってしまう」

アイザック
「では、一体どうすればいいんです!?」

「残された力では黄昏の歌姫に
 対抗できないのですか!?」

群霞の老師
「ふむ」

「正面からぶつかることだけが物事を変えていく
 唯一の方法ではないのだよ、若き魔導士よ」

「時には大きな流れのいったん受け入れ、
 流れの方向を少しずつ変えていくほうが
 良い場合もあるのじゃ」

「最後に望む道が見えるのであれば、正面からぶ
 つかって砕けてしまうより、遠回りをしたほう
 が賢い手なのじゃよ」

「お前に分かるかの?」


   分かる気がします
  →分かりません!


アイザック
「僕にはよく、分かりません・・・」

群霞の老師
「ふむ」

「おぬしはまだ若いからの。
分からなくて当然じゃ」

「しかし、いずれ分かるときが来る」

「おお、そうじゃ。おぬしには特別に、魔法の秘儀
 を伝授してやろうではないか」

「力で物事を解決するのは決して良い方法とはい
 えぬが、今のおぬしではいかにも力不足じゃか
 らの」

アイザック
「魔法の秘儀・・・ですか?」

群霞の老師
「そう!」

群霞の老師
「ルーンを組み合わせて描く技術。
 その名も、「ダブルーン」じゃ!」

アイザック
「だ、ダブルーン!?」


- 戦闘 -


第三幕へ

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