調教について

調教効果

調教について、下表に主な効果を示します。
 
ダートとウッド芝と坂路はそれぞれ調教効果は同じですが、疲労の仕方に違いがあります。
芝とダートは、調教中の脚元への負担が大きく調教中に故障しやすくなります。
逆に、ウッドと坂路は調教中の故障率は低いものの疲労がたまりやすくレース中での故障率が高くなります。(昔のダビスタでは坂路調教で絶対に故障しないという裏技がありましたが…
 
ダートとウッドの強め一杯調教では、スタミナスピード能力値の変化はどちらも変わりません。変わるのは、気性がUPするかしないかの違いです。気性が問題ないところまで仕上がっている場合は、強めを二回調教した方が効果は高いということになります。
 
二日追いをする場合、二日目には足下の負担が少ない調教の方が安全と言えます。
 
レースに出走すると、スピード、気性、根性がUPします。(スタミナは上がりません。)
 
スピード能力がその馬の限界まで達した場合にスピード調教をすると、スピード能力ではなくスタミナ能力がアップします。
逆にスタミナが限界でスタミナ調教をした場合には、何の能力も上がりません。

調教 強さ 効果 馬体重
ダート(ウッド) 馬なり 効果なし 0kg
  強め スタミナUP -2kg
  一杯 スタミナUP+気性UP -4kg
  併せ スタミナUP+気性UP+根性UP -6kg
芝(坂路) 馬なり スピード少しUP 0kg
  強め スピードUP -2kg
  併せ スピードUP+気性UP+根性UP -6kg
プール なし スタミナ少しUP -2〜-4kg

調子の波

レースを出す上で重要になってくるのは、競走馬の調子です。
ダビスタPでは調子は単純に正弦波の形になっています。

少しずつ調子は上がってきましたが…から始まり、
いい状態に仕上がりました…で好調のピークを迎えます。
その後、調子は下がりはじめ、ずっと調子が良くないからねぇ…で絶不調になります。

馬によって、この調子の周期は違うもののこの流れに変わりはありません。
後はいかに調子を合わせてレースを迎えるかが勝負となります。

調子を早く変える方法としては、調教で「併せ調教」をするのが一般的なパターンです。
次のレースまで間隔があるなら、「放牧」も一つの手です。放牧をすると、調子がリセットされ、また少しずつ…から始まります。
不調からの抜け出しには、ダビスタで有名な藤枝マジックもありますが…
いい状態に仕上がり…
順調に… 相変わらず…
調子が上がって… 調子は特に…
毛ヅヤもガラっと… このところ…
少しずつ… ずっと調子が…

放牧について

放牧に出すと、調子のリセットと疲労の回復ができるようになっています。
例えば5月2週のレースに絶好調で出走した後、7月2週のレースに出走させたい場合、そのままでは「ずっと調子が…」辺りの調子になってしまう可能性があります。
そういうときは一度放牧に出して調子をリセットさせれば、6月3週に「少しずつ…」で迎えることができるので、7月2週までに「毛づやもガラッと…」か「調子が上がって…」くらいには合わせられるようになります。
このように調子合わせや疲労回復に用いることができる放牧ですが、一つだけ欠点があります。

放牧は、スタミナ調教4回分のスタミナダウン

だということです。
放牧をするとスタミナがダウンしてしまうため、放牧から帰ってきたらその分調教をしなくてはなりません。
放牧から帰ってきてすぐに、「ダート強め2日追い」を2週連続で調教すればスタミナは放牧前の状態まで戻ります。(が、この2週の調教中に故障してしまった馬も何頭かいます…)

ベスト体重の見極め方

産駒には必ずその馬のベスト体重というものがあります。
そのベスト体重よりも重いとスピードが、軽いとスタミナが下がってしまいます。
したがって、その馬のベスト体重でレースに出走させることが、その馬の能力を最大限に発揮できるということになります。
下表にベスト体重との差による調教師のコメントを示します。
見分け方としては、ちょっと太いから毛ヅヤもガラっと〜を言われるようになってから、-8kgの体重というのがその馬のベスト体重です。
また産駒は成長していく中でベスト体重も変化します。
その場合は、だいぶ元気に〜から毛ヅヤもガラっと〜に変化する体重を確認することでベスト体重を見極めることができます。
ベスト体重との差 調教師コメント
+20kg   まだだいぶ重い〜
+10kg +18kg ちょっと太い〜
+0kg +8kg 毛ヅヤもガラッと〜
  -2kg だいぶ元気に〜



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