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マトリックスもいいね

2007年04月10日 プログラミングTIPS
先月「around30」という番組を見ていた時に、アラサーの評価をマトリクスで表現していて、「これはブログに使えそうだ!」と思いました。


↑確か、こんな感じの座標系だったと思います(うろ覚え)↑

古くは、タモリのボキャブラ天国などで「バカパク」「渋知」と評価していたあの手法と同じです。
自由に座標軸を設定して、平面上にプロットすることで評価ができます。
プロット数を増やすことで相対関係をすぐに理解でき、わかりやすさに優れている手法だと思います。

4月1日になって、円グラフが流行しそうだったので、先に「円グラフ作成サービス」を作りました。
その後、時間ができたら「マトリクス作成サービス」も作ろうと思っていました。
超かんたん3D円グラフ作成!」を作ってみて、こういったものはFlashで作った方がきれいに作れるということがわかったので、「Flashの内容を画像に変換する方法」も調べて下準備していました。
ブログの処理速度改善などの作業をしていて、取りかかるのが遅れてしまっているうちに、みんなのグラフ(verβ)で有名なマツモトケイジさんが、
マトリックス作成サイト みんなのマトリックス(verβ)
をリリースしました。

開発裏話は、
Flash→画像生成を実際にやってみた
に載っています。
Flashからの画像生成方法として「Flashの内容を画像に変換する方法」を参考にしてもらえたみたいです。
(しかも、Flash9ははじめてのActionScript3.0プログラミングを参考にしてもらえたみたいです)

Flashからの画像変換は、Revision 35: /trunk/src/com/adobe/imagesにあるエンコーダを利用されたそうで、サンプルコードも掲載されています。

処理の流れとしては、
1.サイトにアクセスするとHTML内にFlashが表示されるので、X軸、Y軸名を入力し、プロットし、色を決める

2.Flash(クライアント側のマシン)でJPEGかPNGにエンコード

3.サーバー側にエンコードした画像データを送信

4.サーバーに画像を保存し、保存URLを返す

5.Ajaxで動的に画像(ユーザーが作成したマトリックス画像)を表示

6.できあがったマトリックス画像を保存
このようになっているみたいです。

みんなのグラフ(verβ)の時にあった「Flashでしか表示できない」という欠点が見事に改善されています。
また、Flash内で画像のエンコードをしていることにより、サーバーへの負荷、転送量共に抑えられ、Ajaxでのレスポンスの良い動きが実現されています。
素晴らしいです。
さすがは、「30日間マクドナルド生活―自分の体で実験してみました」をやり遂げた方です。
30日間マクドナルド生活―自分の体で実験してみました
マツモト ケイジ
祥伝社
2006-05

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0


なお、マトリックスというと映画のマトリックスをイメージしてしまいそうですが、本来
マトリックスあるいはマトリクスとは「子宮」を意味するラテン語(< Mater母+ix)に由来する英語Matrixの音写で、そこから何かを生み出すもの、を指している。この「生み出す機能」に着目して命名されることが多い。また、子宮状の形状・状態に着目して命名される場合もある。

マトリックス - Wikipediaより
を意味しているそうです。

生み出す機能」に着目するのであれば、マツモトケイジさんもマトリックスですね。(意味不明)