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ブログの更新に何時間もかけるのはドン引きですか?

2005年10月04日 ブログ全般

ブロガーが「このエントリーは10時間かけて書きました」とか言い出したら、引くよなぁ。
というエントリーが興味深かったので自分なりに考えてみようと思います。
 

例えば「ゲームを2時間やってました」という話を聞いても引かない。「アニメを2時間」「漫画を2時間」「読書を2時間」といった話も同じように、全然引かない。好きなんですね、くらいで終わる話である。それが例え4時間であっても、8時間であっても引きはしない。けれども「ブログを書くのに2時間」というのは引く。
 
 ブロガーが「このエントリーは10時間かけて書きました」とか言い出したら、引くよなぁ。より

 
上記の文章では、「2時間でも4時間でも8時間でも引きはしない」と書かれていたので、4時間版で考えてみます。
 
 
・「ゲームを4時間やってました」
引きます。
ちょっと引きます。
だって、「ゲームは一日一時間」ですから。
集中力的にも、1時間?2時間くらいが限度だと思います。
何時間でもゲームが出来る人は、あまり集中しないでゲームをやっているような気がします。
集中してゲームをやるのではなく、時間を潰すためにゲームをやるような、そんな感じだと思います。
 
・「アニメを4時間見てました」
引きます。
ドン引きです。
例え2時間であっても、1時間でもあっても、大人になってアニメをたくさん見ている男性にはちょっと引きます。
アニメおたくじゃない自分から見ると、ちょっと不思議な行動です。
でも、それが趣味なら全然構わないと思います。
 
・「漫画を4時間見てました」
引きません。
全然引きません。
むしろ、これはたまにやってしまいます。
寝る前にちょっと見ようと思った「ヒカルの碁」が、面白くて気になって気になって、気付いたら朝になっていたり。
バガボンド」読み始めたら、全巻読み終わって休日が終わってしまっていたり。
漫画は、一話ごとに区切られているので、休憩も取りやすいんですよね。
この話、またはこの巻を読み終わったら、シャワー浴びようとか、コーヒーを飲もうとか。
でも、そんなに読みふけってしまうのは年に一回あるかないかくらいです。
 
・「読書を4時間してました」
引きません。
むしろ尊敬します。
もともと読書嫌いな自分にとっては、「読書する」という行為自体を尊敬してしまいます。
読んだ本などの感想は、[Z]ZAPAブロ?グ:読書の話今年読んだ本2004などに書いていますが、最近全然更新していません。
小説以外で何冊か読んだのですが、感想文がまだです。
小説は…宮部 みゆきさんのICOがあまりにも面白くなくて、そこで止まってしまっています。
仮に年10冊の本を読むとしたら、残り50年で読める本は、たった500冊だけです。
もっといろいろ経験できるように、もう少しペースを上げたいと思っています。
 
・「ブログを書くのに4時間かかりました」
引きます?
4時間は少し長いとしても、30分や1時間なんてすぐに過ぎてしまいます。
時間をかけないブログがダメなブログで、時間をかけたブログが良いブログなわけではないと思いますが、短時間で更新を続けていくのも結構大変なことです。
ブログ女王眞鍋かをりさんの眞鍋かをりのココだけの話だって、一つの投稿に相当時間がかかっていると思います。
最新のエントリー「恋の」も30分で書けるような内容ではないと思います。
書いてみるとわかりますが、あの文章量はけっこうな時間がかかります。
(文字数を数えてみたら、約2200文字ありました。400字詰め原稿用紙5枚半になります)
 
ブログ女王でさえ、それだけ時間を費やして書いているのですから、ブログを書くのに時間がかかったとしても全然引くことではないと思います。
ブログ女王なんだから、それくらい当たり前!
と思う人もいるかもしれませんが、彼女は女王ではなかった最初の頃からしっかりと書いています。
今では、テレビ番組に出演した時でさえ”ブログ女王”と呼ばれてしまうのですから、相当なプレッシャーの中で書いています。
下手な投稿をしたりしたら、周りからガッカリされ、批判され、評価されてしまいます。
トラックバックで意思表示する人もいますが、何の意思表示もなく見ている人もたくさんいます。
常に無言のプレッシャーを受けています。
その数、約10万人! (くらいだと思います)
 
ブログを書く時間に引いたか引かないかではなく、結局は、そのブログに興味が持てるか、そのブログを書いている人に興味が持てるか、が重要なんですよね。
書いている人に興味を持つには、その人らしさが出ていることが大切で、その人らしさが出ている部分って、ブログの内容ですよね。
(この[Z]ZAPAブロ?グを始めてから8日後に書いた「ブログは人を現わす」にもその辺りのことを書いています。)
その人が許せるクォリティに達しない限りは、ブログを投稿したりしないはずなので、そのクォリティを満たすためには時間もかかりがちになります。
だから、好きなブログが、そのブログの投稿に何時間かかっていようと、引く必要は無いと思います。
(興味のないブログが、何時間もかけて書いていたら引くのかもしれませんけど。でも、それは失礼なことですよね)
 
 
少し話を変えて、宇多田ヒカルさんのFor Youという曲は、確か歌詞を書くのに1年以上かかったと言っていました。
初めてこの曲を聴いた時は、
シングルにしてはインパクトがないな
と思ったりしましたが、聴いているうちに大好きになりました。
特に歌詞の部分が。
 

ヘッドフォンをしてひとごみの中に隠れると
もう自分は消えてしまったんじゃないかと思うの
自分の足音さえ消してくれるような音楽

 
誰かの為じゃなく 自分の為にだけ
優しくなれたらいいのに

 
電車の中でヘッドフォンをしながら、目を瞑って音楽を聴いている時、本当にそのまま消えてしまいたくなる時があります。
ヘッドフォンを外して目を開けてしまったら、また雑踏の中に戻らなくてはいけないので、そのまま現実逃避したくなります。
 
 
どれだけ時間をかけようと、自分のためになるのなら、どこかに共感してくれる人が一人でもいるのなら、何時間かけてブログや文章や詩を書いても良いと思います。
 
ブログの一記事に一年かけたとしても。