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定年退職した父が2年で50万円貯めた方法

2006年12月11日 ちょっとイイ話
父「50万円貯まったぞ

突然の父からの一言。

「えっ、貯金なんか始めてたっけ?」と心の中で考えつつ、素直に父に聞いてみました。

「えっ?どうやって??」

と。

父「禁煙始めてから、もう2年経った。一ヶ月のタバコ代がだいたい2万円ちょっとだったから、2年でちょうど50万円貯まったことになる

と勝ち誇ったような、自分に納得したような、そんな顔をしていました。


以前父は、一度だけ禁煙に挑戦したことがありました。
その時は、順調に40日目まで到達しました。

ところが、

40日間禁煙できた。40日間禁煙できたってことは、俺はいつでも禁煙のできる男だってことだ。やめようと思えばいつでもタバコをやめられる。だから、今日からまた吸い始めるんだ

と、わけのわからないことを言って、傍目から見ればそれは”禁煙失敗”のように見えていましたが、気にせずに再び吸い始めていました。
ところが、今度はちゃんと禁煙に成功しています。もうすでに2年間。
確かに”いつでもタバコをやめられる男”だったことが実証されました。

まぁ、タバコをやめた理由は

タバコ代が高くなりすぎて納得がいかない

という理由でしたが。

結果として、50万円の貯金と、タバコに犯されなくなった体、黄色くならなくなった部屋、臭いが残らなくなった車内、タバコの買い出しに行く必要が無くなった、ご飯がおいしくなった、などのおまけも付いてきました。
タバコをやめると良いことだらけですね。
初めから吸っていない自分には一生味わえない出来事です。

ただ、一つ気になる点は、
「本当に50万円貯金されているかどうか」
です。

理論上50万円貯まった計算にはなったとは言っていましたが、通帳や財布などに現金として50万円貯まっているかどうかは正直不明です。





今日は、そんな父の62回目の誕生日になります。