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ニートとお金持ちは紙一重?

2006年09月23日 ちょっとイイ話
お金持ちの不思議。 : ひろゆき@オープンSNSを読んで感動しました。
メキシコ人漁師とMBAを取得しているアメリカ人旅行者の話です。
「幸せ」はそんなに遠いところにあるのではなく、身近なところに、もしかすると今現在すでに「幸せ」は手に入れているかもしれない、と気付かせてくれる素敵なストーリーです。
漁師もお金持ちも案外紙一重なのかもしれません。

あまりにも感動したので、今度は主人公を”漁師”ではなく”ニート”に変更して書き直してみました。
ツッコミどころも多々ありますが、決定的なところは”漁師”と”ニート”では根本的に異なる「ある部分」が存在するところなんじゃないのかな、と思います。

埼玉の田舎町。薄暗い部屋に小さなニートがネットサーフィンしていた。
日本人のニートがネットで萌え画像をとってきた。
その萌え画像はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者(日本語ペラペラ)は、
「すばらしい萌え画像だね。どれくらいの時間、ネットをしていたの」 と尋ねた。

するとニートは
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が
「もっとネットをしていたら、もっと萌え画像が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、
ニートは、自分と自分の中の欲望が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、ニートは、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それからネットサーフィンに出る。戻ってきたらフィギュアと遊んで、
彼女(妄想の)とシエスタして。 夜になったらネットゲームをやって、チャットをして、
掲示板に書き込みをして…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔でニートに向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、
萌え画像収集をするべきだ。 それであまった萌え画像は売る。
お金が貯まったら大きなサーバーを買う。そうすると萌え画像収穫高は上がり、儲けも増える。
その儲けでサーバーを2台、3台と増やしていくんだ。やがて大量サーバー群ができるまでね。
そうしたら仲介人に萌え画像を売るのはやめだ。
自前の萌え画像編集工場を建てて、そこに萌え画像を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てさいたま市に引っ越し、
横浜市、東京都港区へと進出していくだろう。
きみは六本木の六本木ヒルズから企業の指揮をとるんだ」

ニートは尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるの」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、埼玉の薄暗い部屋に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、日中はネットサーフィンしたり、
フィギュアと遊んだり、彼女(妄想の)とシエスタして過ごして、
夜になったらネットゲームをやって、チャットをして、
掲示板に書き込みをするんだ。どうだい。すばらしいだろう」

元ネタ:お金持ちの不思議。
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