ZAPAnet総合情報局 > ZAPAブログ2.0 > PS3のコントローラについて

PS3のコントローラについて

2006年05月10日 次世代ゲーム機
PS3の価格と発売日が決定され、合わせてPS3のコントローラも発表されました。
一番気になっていたのは、PS3コンセプトモデルでのちょっと変な形のコントローラが実際に採用されたのかどうかという部分でした。
コンセプトモデルの評判を反映してか、今までのPS2とほとんど同じ形に落ち着きました。

詳しくは以下の記事に写真が掲載されています。
ITmedia +D Games:PS3価格発表――発売日は11月11日に決定

PS3専用コントローラの見た目はPS2用コントローラと同じ形状だが、Roll(左右傾き)、Pitch(前後傾き)、Yaw(左右振り)の3軸に加え加速度をリアルタイムで検知可能で、高精度・高速応答の6軸検出システムを内蔵している。アナログスティックの検出精度も従来の8ビットから10ビットに拡大し、より細かなアナログ操作を可能にしているとのこと(L2/R2ボタンも形状が変更されアナログ操作部分のストローク量が増えた)。無線ワイヤレス時の接続はBluetoothで行われるが、USB端子に接続すればシームレスに有線ケーブル(有線接続中はコントローラ内のバッテリーが充電される)へと切り替えられる。なおコントローラの背面にはミニUSBアダプタと1〜4ポートの確認LEDが搭載された。なお振動機能はついていない

説明文の一番最後にサラッとスペックダウンしたことが書かれています。
久夛良木健社長、コントローラーについて熱く語る!では、「見た目はそれほど変わりませんが、中身はパワフルでそしてエレガントになっています。」とコメント。
PS3の本体価格、コントローラーが正式発表されるでは、6軸検出システムの導入に伴い振動機能が取り外される予定だと書かれています。
振動機能を付けると傾きを検出する加速度センサと干渉してしまうとかそういうことなのかもしれませんが、振動機能が無くなったのは特許の問題があったからではないかと思います。

プレステ危うし--ソニー、振動型ゲームコントローラの特許裁判で敗訴
ゲーム・コントローラの特許侵害訴訟,ソニー子会社に9070万ドルの支払い命令

裁判で敗れて仕方なく振動機能をけずってしまったように感じます。
傾き検出のセンサに関しては、任天堂のコントローラを見てから付け足したのではないかとも思ってしまいます。

任天堂のコントローラが形そのものを根本的に変えてしまったのと比べると、それほどインパクトはありませんね。もちろん、使い慣れたコントローラで扱いやすいという利点はありますけど。