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選挙に行きました!

2004年07月12日 雑記
参院選の投票に行ってきました!自分にも投票権があるので、投票所に行って来ました。

日本の有権者は約1億人いるので、半数の5000万人近くは投票所に行っていないことになります。
ある芸能人のブログ上には、
>最初の更新で選挙いかなかった…
>って書いたら周りの人たちに軽く怒られたので、詳細削除。

と書いてあります。
自分は運良く(毎日チェックしているおかげですけど)詳細削除前のブログを見ることが出来ました。
彼女曰く、「選挙の日だということを知らなかった」らしいです。しかも興味がないのでどうでも良かったらしいです。
それをブログに書いたら事務所の圧力だかなんだか知りませんが、どこからともなく圧力をかけられて自ら削除するはめになってしまいました。
日本の半数近くの方がその人と同じだというのに…。

投票所に行かないのだって一つの権利行使の方法だと思いますけど。
なんせ、『五体不満足』で有名な乙武洋匡さんは、自分のブログ上に”投票所に行って「白票」を投じるべきでしょう。”と発言しています。(乙武洋匡公式サイト: 選挙に行こう!参照)

大胆発言です

ここまで思い切って言ってもらえるとすがすがしい気持ちになれます。
でもこの言葉だけ聞いた場合、大きな誤解が広がりそうです。
「結局、誰に入れたって同じなんだから」と、投票に行かない人が増えているようですが、それは間違い。信頼に値すべき候補者がいないなら、その意思表示をするため、投票所に行って「白票」を投じるべきでしょう。
と言っているからって、素直に「白票」だけ投じてしまったら投票所に行かないのと変わりありません。
乙武さんが本当に言いたいのは、「信頼に値すべき候補者がいるかいないかを自分で判断した上で、いない場合だけ、白票を投じるべき」と言いたいのだと思います。
要するに投票所に行く前に自分である程度勉強しろと。

でも上に書いた芸能人は、忙しくて選挙があったことさえ気付いてないし、勉強する時間もなければ、選挙に行く時間もない。
そういう人はどうしたら良いんでしょう??

そもそも自分が”清き”一票を投じたところで、その一票差で候補者が当選してしまうことなんてほとんどない。
だったらそんな時間のかかることしたくない。
これが本音でしょう。
候補者全員の意見を全て理解する事なんて時間的に無理だし、わざわざ演説を聞きに行かなくちゃいけない。このシステム自体が古すぎる。
もっと気軽に情報を比べられるように、その選挙区の候補者の意見や考え方を一覧で閲覧できることの出来るWEB(文章+静止画+動画)を作成して、気に入った候補者に簡単に「ポチっ」とクリック一つで投票できるようにすればもっと投票率も上がると思うんですけど…。
結局、誰に入れたって同じなんだから」と言ってしまうのは、候補者が何を考えているかわからない今のシステム上、当然のことだと思います。
投票率の低さを嘆く前に、もっと国民に情報を伝えるべきだと思います。

もっと根本的に投票率を高くしたいのなら、簡単に投票率を上げる方法を私は一つ知っています。
あらかじめ、選挙にかかる費用として一人当たり「1万円」を徴収する。
そして、投票した人にのみ、その「1万円」を返す。
みんな一万円が大事だから当然投票所まで足を運ぶ。
しかも有権者1億人*1万円なので合計1兆円!!
選挙日になると日本全体で1兆円の大金が動きます。
この一万円を「地域振興券」にでもしてしまえば、その地域の消費も進んで活性化!なんていう好循環が生まれるかもしれません。

選挙に行け!」と叫ぶなら、その前に候補者の情報を伝える努力を。
無理矢理にでも行かせたいのなら、お金を人質(金質?)にとって。
投票所に向かわせるべきです。
誰に投票するかは別として

えっ、私が誰に投票したのかって?
えぇ、親に言われるがまま投票しました。
自分で誰に投票して良いかわからないのなら、「自分の尊敬している人が投票する候補者」に投票するのは間違いって訳でもないでしょう。
それも一つの選択肢だと自分では思ってます。

一番重要なのは、選挙で選ばれた人たちがより良い日本を作っていってくれることですけどね。