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ダバディさんにもの申す

2004年08月03日 有名人・芸能人
ダバディさんのブログに
FLORENT DABADIE BLOGスポーツだからこそ代表戦、ナショナル・チーム制度廃止?
というエントリーがありました。
その中で…
「国対国」という戦いを煽る大会を廃止したほうがいいと本当に思う。
時代に反する流れだと思う。世界平和に反する過程だと思う。

と書かれていました。

私は大反対です。
スポーツで一番盛り上がる対戦。
それはやはりチーム同士の「国対国」対戦でしょう。

日本国内のサッカーJリーグやバレーボールVリーグには正直あまり興味はありませんけど、「国対国」のナショナル戦は大好きです。
たとえそのスポーツに興味が無かったとしてもナショナル戦であるということだけで、観戦してしまいます。

何故観戦するのか?
別に戦争が出来ないから、スポーツで他の国を倒したいという気持ちがあるわけではありません。
国によって違うのは、当然その国の文化
文化は違うけれど、同じスポーツで、同じルールという土俵に上がって、競い合う。
決められたルールの中で発揮できるプレーは、決められたプレーのみか?というと、そんなことはありません。
同じルール、同じスポーツをプレイしているはずなのに、そこに現れてくるのは、その国の文化
気候も習慣も何もかも違う国で生活している人たちが、一つの競技の中でプレーする。
個体個」で競った場合にはその国の文化はそれほど顕著に現れなくても、集団での「国対国」になった場合、非常に顕著に現れます。

 守備的なチームや攻撃的なチーム。
 個人力を生かすチームや組織力を生かすチーム。
 スピードを生かすチームやパワーを生かすチーム。


それぞれの「作戦」があります。
作戦」の根底にあるのは、当然その国の文化だと思います。
ワンプレーだけをとっても国によって全く異なります。
最後まで全く諦めない姿勢や、すぐに放棄してしまう態度。
クールに徹するチームもあれば、すぐに熱くなるチーム。

どれもその国の文化が根底にあるからこそ成せる行動です。
これほど国の文化を象徴できるものが、他にはあまりありませんし、
スポーツという決められたルールの中で紳士的にプレーできる
これほど素晴らしい「国対国」のスポーツを捨ててしまうというのには大反対です。

確かにメディアは、さほど意味のないプレーに対してでも、
ガンバレ、ニッポン!!
行け、ニッポンの○○!
などと、無駄に国を強調しすぎなところがあります。

だからと言って、これを排除する必要性もないし、愛国心を忘れがちな日本に対しては良い刺激かもしれません。
戦後、日本の良いところを捨てて、外国の見よう見まねで、海外文化を取り入れる…。
それが良かった面もたくさんあったとは思いますけど、結局今は原点回帰
日本食は見直されているし、建造物や美術、アニメ、ゲームなどたくさんの日本の良いところがあります。

中国や韓国のサポーターがあまりに熱狂的だから、それに引いてしまう日本人。
そこまで熱くなれない日本人の文化を現わしていると言えるし、他国は熱くなれるということがわかります。
それだけでも、「国対国」で対戦した価値があると思います。
スポーツのおかげで他の国の文化まで知ることが出来る。
興味を持てば、その後その国の文化を勉強し始めることだって出来る。
これほど素晴らしい「国対国」のスポーツを捨ててしまうというのには大反対です。

これからも私はナショナルチーム制を応援します。