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5/8 ドラクエの音楽について


   -○ ドラクエの音楽について-
-音楽はいかがでしたか?

ZAPA氏:フィールドにずっといて、ドラクエらしさを感じるのは、やはり音楽の力ですね。
ドラクエシリーズは、すぎやまこういちさん(*)がずっと手がけていますが、「ドラクエらしさ」を失わずにいるのはこの人の力も大きいと思います。
70歳を超えて、これだけの音楽が作れるのですから、尊敬するしかありませんよね。
すぎやまさんは、フィールドの音楽を作る時に、「I」のようなフィールドの広い世界をイメージしたものと、「III」のような冒険の楽しさをイメージしたものと、二種類を使い分けているそうです。
今回は3Dの広大なフィールドに合わせた音楽を作ったそうです。
戦闘では、緊張感のある音楽ではなく、チャンバラのような楽しい音楽をイメージされたそうなので、全体的にほのぼのとプレイできたのも良かったと思います。

 *:すぎやまこういちさんは1931年生まれ。ドラクエの音楽以外にも亜麻色の髪の乙女、競馬場ファンファーレなど多方面で活躍している


-人気の高い「III」のフィールド音楽や「I?」の戦闘音楽のような感じだとしたらどうなっていましたか?

ZAPA氏:完全3D化一作目でそういう音楽は向いていなかったでしょうね。
フィールドに出るたびに恐怖心、モンスターと出会って恐怖心…
それでは、「発見して、楽しむ」という遊び方は出来なくなってしまうと思います。
今回はモンスターを攻撃してるシーンが良く見えるわけですから、ここでリアルシーンを描いてしまうと気持ち悪くなってしまうと思います。
冒険中、何千匹ものモンスターを惨殺していくわけですから、攻撃心を煽った音楽で戦い続けてしまうのは少し危険です。
剣で攻撃した後、血だらけになってこちらを睨んできたりしたら、それだけで恐怖ですからね。
音楽もグラフィックもコミカルに描かれていたのが、楽しく冒険できた要因だと思います。
その分、全滅の危険性も少ないように難易度も下げられてしましたけど。


-音楽を聴く時に心がけていることとかはありますか?

ZAPA氏:すぎやまさんが作った壮大で、それでいてどこか安心できるステキな曲ですから、聞く時はいつもコンポにつないで聴いています。テレビのサウンドの質がもう少し高ければ、テレビで聴いても良いのですが、自分のテレビはモノラルサウンドしか流せません。そこで、コンポにつないで大きなスピーカーから音楽を聴くようにしています。
いつも小さな音でしか聴いていない人は、スピーカーにつないで曲を聴いてみるとまた違う発見があると思いますので、オススメです。


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