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芥川賞とか純文学とかって、ナニ?

2005年02月27日 読書
小説に関する賞で知っているのは、
芥川賞直木賞のみ。

そんな人ってけっこう多いんじゃないかなぁと思います。
自分はそうでした。

この前、芥川賞受賞作を読んでみたので(芥川賞受賞作「グランド・フィナーレ」読みました参照)、ちょっと芥川賞について調べてみました。
ついでに、純文学とか聞き慣れない単語も出てきたので、一緒に調べてみました。
 
-芥川龍之介賞-
芥川龍之介の名を記念して、直木賞と同時に昭和10年に制定された。各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中最も優秀なるものに呈する賞(応募方式ではない)。主に無名もしくは新進作家が対象となる。正賞は懐中時計、副賞は100万円。授賞は年2回。
 -文藝春秋HPより

芥川賞って、新聞・雑誌に掲載された小説のみだったんですね。
しかも自分から応募することもできない。

ところで純文学とは何なのでしょう?

-純文学-
1 大衆文学に対して、純粋な芸術性を目的とする文学。
2 広義の文学に対し、詩歌・小説・戯曲など美的感覚に重点を置く文学。主として明治時代に用いられた語。
 -大辞泉より

純文学の説明はいきなり大衆文学に対してから入りました。
ということは、大衆文学も調べなければ意味がわかりません。

-大衆文学-
大衆の興味を主眼とし、その娯楽的要求にこたえて書かれた文学。時代小説・家庭小説・推理小説・ユーモア小説など。大衆文芸。
 -大辞泉より


つまりは、ユーモアとかの楽しいだけの文学ではなく、美的な芸術性を高めた文学が純文学。
そして、各新聞・雑誌に発表された新進作家の純文学短編作品中最も優秀な作品が芥川龍之介賞を取れるということですね。

純文学の説明がかなり難しい気がします。
芥川賞は応募式ではなく、新聞・雑誌掲載作品の、しかも純文学の短編集に受賞資格があったんですね。


もし芥川賞を取ろうとするのならば…

・新聞・雑誌に純文学短編作品が発表されなくてはならない
 ↓
・新聞・雑誌に掲載されるには、他の新人賞(純文学)で賞を取る必要がある(一般的には)
 ↓
・純文学を書いて、新人賞に応募!
 ↓
・選考の結果…新人賞ゲット!
 ↓
・その作品が新聞・雑誌に掲載される。もしくは、次作品の掲載依頼が来る
 ↓
・新聞・雑誌に自分の純文学作品が掲載される
 ↓
・芥川賞候補にノミネートされる
 ↓
・選考の結果…芥川賞ゲット!



こんな感じの流れになるのでしょうか。
一年に二人前後の人数しか受賞できないので、東大に合格するよりも遙かに難しいカベですね。
もし目指している人がいれば…頑張って下さいとしか言えません…。

ちなみに芥川賞を目指す上で参考になりそうなサイトも探しておきました。
健闘を祈ります。

芥川賞を目指す上で参考になりそうなサイトリンク集

文藝春秋
芥川賞受賞作が掲載される雑誌のサイト
『下読みの鉄人』
小説新人賞の裏方選考委員による作成方法
Excite エキサイト ブックス
本に関するいろいろなニュース
ガイドフレーム
文芸賞応募ガイド
作家でごはん!
創作意見や掲示板
文芸賞データONLINE
様々な文芸賞の情報紹介
小説家になる!〈2〉芥川賞・直木賞だって狙える12講
中条 省平 メタローグ

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