【PR】B&O PLAY Beoplay H9i レビュー2
2018年03月12日 音楽
前回の「【PR】B&O PLAY Beoplay H9i レビュー1」からの続きです。今回はB&O PLAY Beoplay H9i の音質、操作性、装着感などのレビューをします。
- 国内公式サイト
- B&O PLAY | KANJITSU DENKI CO.,LTD.
- Amazon
- B&O Play ワイヤレスヘッドホン Beoplay H9i ノイズキャンセリング Bluetooth4.2 AAC 対応 ナチュラル(Natural) Beoplay H9i Natural by Bang & Olufsen(バングアンドオルフセン) 【国内正規品】
B&O PLAY Beoplay H9i の装着感
まずは Beoplay H9i の装着感から。ヘッドフォンの場合、装着感が良くないと、それで全てが台無しになってしまいます。前回のレビューにも書いたとおり、ヘッドフォンのバンドの長さは調整できます。上部バンドの頭に当たる部分は、ふかふかな物の方が良いのかと思っていましたが、このヘッドフォンは固めです。特に問題はありません。バンドの外側は、シボ感のあるカウレザーとなっています。
ダイナミック密閉型のヘッドフォンで、ラムスキンのイヤークッションの中に耳がスッポリ入ります。これのおかげで、側圧もキツすぎず、とてもイイ感じです。
驚いたのがポジションで、「いい位置を探す」という動作が必要ありません。適当に付けてもいい位置にセットされて、乱れない音が流れます。ヘッドフォンを微調整することなくベストポジションが決まります。
iPhoneと接続
ヘッドフォンのON/OFFスイッチを長スライドすると、ペアリング待ち状態になります。iPhoneからBluetooth機器を探すと、Beoplay H9i が見つかります。タッチして簡単にペアリングできました。
ペアリング接続も安定していて、電源を切っても、また入れ直せばすぐにiPhoneとつながります。AACコーデックなので、iPhoneと相性は良いです。
B&O PLAY Beoplay H9i の操作性
操作は、すべてR側で。スイッチでON/OFFできます。USB-Cでの充電も簡単です。有線オーディオケーブルも挿せます。操作はタッチパネル。アルミの上を指でなぞることによって操作できます。
ただ、ヘッドフォンを付けていると目で見えない位置を操作することになるので、慣れるまでは少しミスします。大外を触れても反応しません。またタッチしたつもりでもできていなかった場合もあったりして、ある程度しっかりタッチしないとダメです。それさえ覚えておけば、ボタンをカチカチする必要もなく便利です。
B&O PLAY Beoplay H9i の音質
さて、Beoplay H9i のペアリングが済んだところで、いよいよ音楽再生!高級ヘッドフォンなので、低音がすごい気持ちいいとか、高音がキラキラしてるとか、そういうわかりやすい音質なのでしょうか。さて、Beoplay H9i の音質はどうなのか…再生!
「あれ、高音がシャカシャカしてる…?」
もっとわかりやすい派手な音が出てくるのかと思ったら、意外と細い音が出てきてしまいました。音源のJ-POPが良くなかったみたいで、最近の洋楽をかけ直したら、そんなイメージはなくなりました。
それで、ANCをOFFにしたりONにしたり、有線接続にしたり、いろいろ試してみてわかりました。このヘッドフォン、iPhoneと音量が連動するタイプです。今までiPhoneと音量が連動するタイプのイヤフォンを何度も使っていて、「連動するタイプは最低音量にしても音が大きすぎる!」と書いてきました。ところが、このヘッドフォンは最低音量にすると、本当に音量が小さくなります。最低から最高までの音量の幅がとても広いです。ただ、小さめの音量で聴いてしまうと、このヘッドフォンのスピーカーを鳴らしきれず、高音がシャカシャカ感じてしまうことがわかりました(音源が良くないと特に)。ある程度ボリュームを上げないと、真価を発揮できないヘッドフォンでした。
さて、本来の音の出し方がわかったところで、音質について。低域については、量感は多くありませんが、けっこう締まった低音が出ます。高域の解像感も高く、Bluetoothだということを忘れさせてくれます。中域も問題ありません。音は太くなく、繊細な感じです。あまり味付けがなく、素直な音です。中低域の量感を増やしていないので、低音好きには物足りなく感じそうです。逆に、低音が強すぎることはほとんどないので、どんな曲でも暴れず聴きやすいです。ソースの音通り出ている感じなので、元々の音源が良くないと、あまりよく感じません。
Beoplay H9i を聴いた後、他のヘッドフォンを付けると、「あれ、このヘッドフォンってこんなに音がこもってたっけ?」と思うくらいなので、解像感やクリア感は相当高いと思います。
アプリ
このヘッドフォンには、「Beoplay」という公式アプリが用意されていて、音質の調整やヘッドフォンのアップデートができるようになっています。AppStoreからダウンロードしてインストールしてみました。アプリを立ち上げると、近くのデバイスを探し始めます。
Beoplay H9i が見つかったので、接続します。
PERSONALIZEを設定できます。B&Oのオーディオ機器が複数あっても大丈夫なようです。
ヘッドフォンの設定を開き、ソフトウェアアップデートをしてみました。5.0.1から5.0.3にアップデートされました。時間は10分くらいかかります。
そして音質設定。WARM,EXCITED,RELAXED,BRIGHTの4方向に音質を調整できます。
個人的な好みとして、もう少し温かさと低音が欲しいと思ったので、思い切って左上の方に持って行ってみました。たったこれだけで自分の好みの音質に近づきました。これは便利です。
また、プリセット登録もできるので、自分の好みの音質が決まったら、プリセット登録しておくと、すぐに音質を変更できます。最初から、Commute,Clear,Workout,Podcastという4つのプリセットも入っています。いくつかプリセットを用意し、曲やジャンルによって切り替えるのも良いと思います。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)
このヘッドフォンの特長の一つでもあるアクティブノイズキャンセリング(ANC)。Bluetooth接続すると、自動的にANCはONになっています。ANCをOFFにすると、「あれ、外はこんなに騒がしかったんだ!」とノイズキャンセリングの効果に驚きます。ANCをONにすると、周りの音を消してくれるので音楽に集中できます。エアコンの音や雨の音とかも聞こえなくなります。机を叩いたりしても、その音がほとんど聞こえなくなります。ノイズキャンセリングの効果は良いです。
ANCはON/OFFで音質が変わります。聴き比べる前は「ANCはOFFの方が無駄な処理が入っていなくて音質が良いのでは?」と思っていたのですが、そうではありませんでした。ANCをOFFにすると、ぼわーっとした音質になります。ANCをONにすると音はやや細くなるもののクリアで締まった音質になります。どうやら、H9iはANCをONにした状態で最高の音質になるように調整してあるようです。有線接続でも同様で、有線の方が解像感は上がりますが、BluetoothでANCをONにした状態で最高の音質になるようにセッティングにしてあるようです。
Transparency Mode
タッチパネルを下から上にスライドすると、Transparency ModeがONになります。このTransparencyは、音楽の再生を止め、マイクから外部の音を拾ってヘッドフォンから流れてきます。つまり、ヘッドフォンを付けたまま、外部の音がよく聞こえるという面白い機能です。誰かと会話するときも、ヘッドフォンを外すことなく会話ができるはずです。ただ、自分は耳を塞いだまま声を出すのに抵抗感があるので、そういうときはヘッドフォンを外します。便利なのは、電車に乗っているときなど。アナウンスが流れてきたときに、いちいちヘッドフォンを外さなくても、Transparency Modeにするだけでアナウンスがよく聞こえます。これは便利です。インテリジェンスセンサー
周りと会話するときなどに、ヘッドフォンを外します。そういうときに、音楽をいちいち止めるのが面倒だったり、ヘッドフォンを外したまま音楽をかけっぱなしにしていたということが、今までに何度もありました。H9iには、なんとインテリジェンスセンサーが付いていて、ヘッドフォンを外すと自動的に音楽が止まります!!すごいです。いちいち一時停止操作することなく、ヘッドフォンを外すだけで音楽が止まります。画期的。しかも、もう一度ヘッドフォンを付けると、すぐに同じ位置から音楽が再生されます。すごく便利です。Transparency Modeを使わなくても、自分だったら、インテリジェンスセンサーだけでも問題なかったかもしれません。それくらい便利です。