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箱から取り出すと、このような形になっていました。今まで見たこともない形です。




同梱物は、ワイヤレスヘッドセット本体、USB充電ケーブル、交換用イヤーピース、説明書でした。



説明書は英語表記です。音楽は10時間以上再生可能と書いてありました。もしかすると、箱の8時間表記が間違っているのかもしれません。



ヘッドセットの端は、磁力でイヤホンとくっつくようになっていました。磁力はちょっと弱いです。



操作ボタンは、操作内容に合わせて個別の形状が採用されているこだわり。実際に使ってみると、音量を上げたいときの「+」が手で触るだけで確認できるので、とても便利でした。「-」もその下なので、わかりやすいです。目で確認しなくても使えて、優れた操作性です。



逆サイドには、再生/一時停止、曲送り、曲戻しボタン。こちらは「+」ボタンほどはわかりやすくありませんが、一番外側が再生/一時停止だと手で触ってわかれば、他も自然とわかります。



電源スイッチとUSB充電ポート。電源ON/OFFは、珍しいスライドスイッチ式。ボタンを長押ししないで、スライドで操作できるので、長押しタイプよりも使いやすいです。



重さは31グラム。イヤフォンのみのタイプと比べると少し重いですが、十分軽いです。

SoundPEATS Q800の装着感

最初は装着感がイメージできなかったのですが、首の周りにヘッドセットを置く形になります。SoundPEATS公式サイトにあるような下のような置き方です。

（この写真は公式の写真）

ケーブルは柔らかいので、楽に首の周りに巻けます。31グラムという重さは、耳と首の周り全体で受けることになるために、全く重くありません。特に、耳の負担は軽く、バッテリー部分がイヤホン側にないので、軽くて使いやすいです。

装着して動き回ってみたところ、スポーツタイプのイヤホンで困るケーブルからのタッチノイズが少なく、首の部分からケーブルが伸びていることの利点が良くわかりました。ただ、ケーブルがほんのちょっと長く、そのせいでわずかなタッチノイズが発生してしまう…と思って、イヤホン本体をもう一度確認してみたら、重大なことに気付きました。「ケーブルの長さが調節できる！」と。


このケーブル長調整機能を使って、長さを数mm調節したら、ケーブルからのタッチノイズが全くなくなって、動いても快適に音楽が聴けるようになりました。ケーブルがブラブラしないので、どこかと触れることもなく、タッチノイズが発生しません。初めて見る形状のイヤホンでしたが、なかなか理にかなっています。

SoundPEATS Q800の音質

さて、SoundPEATS Q800の音質はというと、低音はイイ感じに出ていて、それでいて高音もきれいです。そして、ボーカルの音は引っ込まずに前で鳴らしてくれて、「さすがSoundPEATS」と言いたくなりました。特に、音が明るくさわやかなところがSoundPEATSらしくて好感が持てます。低音豊富な音楽を聴けば低音が強く聴けますし、高音がキレイな音楽を聴けば高音がキレイに聞けます。中域がひっこんでいないので、どんな音源でもボーカル音が良く聞こえます。遮音性はそれほど高くなく、電車の中でも周りの音はけっこう聞こえます。あと、風の強い日に使ったら、風切り音が少し気になりました。Bluetooth特有のこもり感も少ないですし、スポーツに関係なく、日常の普段使いにもピッタリです。首にかけたまま耳からイヤフォンだけ外したら、そのまま首にかけていることを忘れて食事をしていたこともありました。見たこともない形状でしたが、使ってみるとフィットしすぎてビックリです。SoundPEATS Q800は、斬新な形状で軽く、高音質のイヤホンでした。