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【F-02Gレビュー5】2070万画素のカメラ!これは安いデジカメが売れなくなるわけだ【PR】

2014年12月21日 iPhone・iPad・Android
【F-02Gレビュー4】5.2インチスマホの操作性やバッテリーの持ちは?【PR】からの続きです。【富士通ARROWS】のモニターに参加中です。



さて、富士通のスマホF-02Gには、なんと2070万画素のイメージセンサーを搭載したカメラが付いています。しかも、1/2.3型の大型センサー Exmor RS for mobile です。名前からして、おそらくソニー製の高性能CMOSイメージセンサーだと思われます。1/2.3型というと、高級ではないデジタルカメラに搭載されている一般的なイメージセンサーと同じサイズです。2070万画素のスマホでどんな写真が撮れるのか、日本各地で撮ってみました。

2070万画素の威力!

2070万画素。実は、ニコンのフルサイズ一眼レフカメラD700の画素数は1200万画素です。ソニーの革新的なフルサイズミラーレス一眼α7Sの画素数も1200万画素です。最近のスマホは、もはやフルサイズ一眼よりも画素数が多かったりします。一体、この画素数が活かせる写真が撮れるのでしょうか。

ということで、撮ってみたのがこの一枚(サムネイル画像をクリックすると、長辺1920ピクセルに縮小した画像が表示されます)。
F-02G カメラ

この写真の時計の部分を、等倍サイズで抜き出してみました。なんと文字盤の所までくっきり写っています!SEIKOの文字の周りの模様まで描写できています。
F-02G カメラ

2070万画素もあると、切り出した画像で、相当ズームできます。ブログで使う写真程度だったら、トリミングや縮小加工もやり放題です。

逆光性能

一眼用のレンズテストでよくやる逆光性能テストもやってみました。
F-02G カメラ

フレアやゴーストの影響も少なく良く写っています。

レンズ解像力

画像中央から隅まで、どの程度写るのか試してみました。解像力を見るために、以下の画像だけは、縮小なしのフルサイズ画像(5248*3936ピクセル)をアップロードしました(サムネイル画像クリックで、等倍画像が表示されます)。
F-02G カメラ

予想以上に解像力が高くて驚きました。

室内の光でも良く写る

次は外の光とは違う、室内の光で。室内の人工灯では、ホワイトバランスが崩れて、あまり好ましくない色に写る場合があります。

F-02Gではこのように写りました。黄色くなったりせず、良い写りです。
F-02G カメラ


F-02Gには広角のF2.0単焦点レンズが搭載されているので、食事の写真を記録したいときにも使いやすいです。
F-02G カメラ

カメラアプリの撮影モードはシンプル

付属のカメラアプリは、シンプルな作りをしています。撮影モードは、静止画、連写、動画、パノラマ、QRコード。イン/アウトカメラ切り替え、フラッシュ、HDR撮影、セルフタイマーなどもあります。撮影サイズは、最高画素では4:3、その他16:9にいろいろなサイズがあります。個人的には3:2も欲しいところですが、残念ながらありません。
F-02G カメラ F-02G カメラ

F-02G本体を起動したとき、普段なら指紋認証などをクリアしないと、ホーム画面に入れません。これだと、急いで撮影したいときにもたもたして、シャッターチャンスを逃す場合があります。F-02Gには、待ち受け画面の下に、スライドさせると直接カメラアプリを起動できる機能が備わっています。これを利用すれば、指紋認証の利用なしに、すぐにカメラアプリを起動できます。

暗くなってくると、露出補正がないのがツラい

シンプルなカメラアプリの機能が災いして、暗くなってくると、きれいに撮るのが難しくなってきます。

このくらいの明るさなら問題ないのですが…
F-02G カメラ

これくらい暗くなってくると、無理矢理明るく撮ろうとします。その分ノイズが増えて、自動的にノイズリダクションがかかって、ボヤッとした写りになってしまいます。シンプルでも、露出補正の機能くらいは欲しかったなぁと思います。
F-02G カメラ

ホワイトバランスはたまに暴れる

シンプルなカメラアプリなので、当然ホワイトバランスをマニュアルで設定することなどできません。

湖を一枚撮ったら、かなり青い写真に写ったかと思うと…
F-02G カメラ

次のカットでは、いきなり黄色く写ったりします。
F-02G カメラ

せっかくキレイに写るカメラなのだから、カメラアプリももっと細かく設定できるオプションがあれば良かったなぁと思います。

まとめ

スマホのカメラに2070万画素。一体どんな写りなのだろうかと、少し心配していました。結果はとても良く、画素数が多いことの弊害は特に見当たりませんでした。むしろ、トリミングや縮小し放題なので、画像加工耐性は非常に強いです。ソニー製のCMOSイメージセンサーなので、ダイナミックレンジも広く、色も良いです。パッと撮って加工して、SNSにすぐアップロード。あるいは、クラウドに入れて即共有、などの使い方ができます。スマホ一台でこれだけのことができてしまうと、安いデジカメが売れなくなるのは必然だなぁと思えてきます。液晶は5.2インチもあって見やすいですし。デジカメと違って光学ズームはありませんが、画素数の多さを活かしたデジタルズーム(トリミング)ができます。よほど望遠写真にこだわりでもない限りは、安いコンデジがなくても、スマホで十分だと思いました。