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ソニーXperiaの宣伝手法(?)

2014年08月19日 iPhone・iPad・Android
ソニーXperiaの宣伝手法(?)が気になったので、4つの事例を取り上げてみました。

1. Appleの発表会場前でXperiaの宣伝をする

朝日新聞号外

アップルのプレスイベント会場の前で、朝日新聞の「号外」として、Xperia Z1の記事が配布されました。見出しは「ソニー、真っ向勝負」。これが真っ向勝負かどうかはさておき、朝日新聞を使って堂々と宣伝してきました。下の2、3、4の宣伝手法を見た後だと、これがとても「真っ向勝負」に見えてきます。

2. たまたま持っていたXperiaを女子大生に見せつける

Xperiaに興味津々

現役女子大生に最近のスマホ事情を聞くというITmediaの特集が組まれました。その中で、たまたまソニーのカメラを女子大生に見せつけていました。
この日、たまたま(本当にたまたまなんです)「DSC-QX10」を持っていた筆者が、QX10をXperia Z1に取り付けて4人に見せたところ……目の輝きが予想以上だった。
そして、たまたま持っていたXperiaも女子大生に見せつけていました。
たまたま持っていたauのファブレット3機種(G Flex LGL23、GALAXY Note 3 SCL22、Xperia Z Ultra SOL24)も見せたところ、4人が一番興味を示したのがXperia Z Ultraだった。
たまたまの連呼。
今回3人がXperia Z Ultraを気に入ったのはたまたまではあるが、6インチ台のファブレットが日本で受け入れられるのは、そう遠くはないと思ったのだった。
これがソニーXperia特集だったら何ともない記事ですが、「たまたま」を連呼して、Xperiaを持ち上げている感じは何とも怪しい感じです。謎のXperia推しです。

3. ツイッターのフォロワーが突然2万人以上増えて、消える


↓不正発覚後↓


アジャイルメディア・ネットワークが運営していると思われる、XperiaアンバサダーサロンというTwitterアカウント。アカウント開設からしばらくして、謎の卵アイコンによる怪しいフォロワーが2万人以上増えていました。問題発覚後には、不正であることが認識されたのか、突如2万人以上フォロワーが減りました。一体誰が2万人以上もの水増しアカウントを用意したのか、全く不明です。謎です。

4. 「Xperiaを持っている人=デキる人」という謎の結論

Xperiaを持っている人はデキる人

週刊アスキーで、「初対面の女性がスマホで判断する5つのこと」が掲載されました。5つとは以下の通りです。
1. iPhoneを持っている男性:可もなく不可もなく
2. ファブレットを持っている男性:扱いにくそう
3. 小さめスマホを持っている男性:草食系かも
4. SIMフリースマホを持っている男性:変わった人
5. 2つ以上スマホを持っている人:浮気性
?. Xperia Z2を持っている人:デキる人
「初対面の女性がスマホで判断する5つのこと」というタイトルでありながら、なぜか6番目に「Xperia Z2を持っている人:デキる人」という謎の結論があります。マミさん(仮名)という女性も本当に存在するのか怪しい記事です。なぜ記事内に6番目の判断基準が存在するのか、全くの謎です。

まとめ

というわけで、1番の「ソニー、真っ向勝負」という記事以外は、すべて「たまたま」の産物らしく、「宣伝」なのか「広告」なのか「たまたま」なのか、読者には区別が付きません。広告なのに、広告であることを隠すとステルスマーケティング、いわゆるステマということになります。ただし、上の2、3,4の記事は、ステマなのかたまたまなのかわかりません。もしステマなら、朝日新聞を除く、アイティメディア株式会社、アジャイルメディア・ネットワーク株式会社、株式会社KADOKAWAの3社は、金さえ積まれればいくらでもステマに荷担する企業ということになってしまいますし、ステマではないと信じたいところです。多分たまたまですね。