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SIMフリー版iPhoneのお得な使い方

2013年11月22日 iPhone・iPad・Android
本日、日本のApple Storeで、SIMフリー版iPhoneの扱いが開始されました。

SIMフリー版iPhone5sの価格をチェックしてみると、16GB版が71,800円、32GB版が81,800円、64GB版が91,800円です。

容量が増えることに1万円ずつ値上がりします。原価厨の人にとっては残念なことかもしれませんが、「原価厨の人が原価0円のパズドラの魔法石を買いまくっていた」という話を聞いたことがあります。原価はあまり気にしない方がいいでしょう。


さて、突如販売開始されたSIMフリー版iPhone。

現在日本では、ソフトバンク、au、ドコモがiPhoneを取り扱っています。以前と比べて、SIMフリー版iPhoneを利用する意味はそれほどなくなってきました。各キャリアで買えば、本体代は実質ゼロ円ですし。

意味があるのは、2年縛りを避けられることと、ケータイ電話会社の高価な設定の通信料金を抑えられること。それから、気分によってSIMを差し替えて通信会社を変えたり、Android端末等と入れ替えたり、日本で買ったSIMフリーiPhoneを海外でそのまま使えたりするなどの利点があります。

海外によく行く人にとっては、SIMフリーであることの意味は非常に大きいと思います。国内でしか使わない人にとっては、いくらSIMフリーでもそれほど意味がありません。ケータイ電話会社で購入したSIMロックiPhoneを2年間使う場合と、SIMフリーiPhoneを購入してMVNOで電話と通信プランをセットにして2年間使う場合で利用料金を比べると、それほど出費は変わらない計算になるはずです(電話をLINEなどの無料通話アプリ専用にしたり、050電話にすると出費は変わりますが、通話品質、使い勝手、信頼性に差が付くと思われます)。


そこで、SIMフリー版iPhoneのお得な使い方を考えてみます。

1. 最新版のSIMフリー版iPhoneを買う
2. 自由な価格設定のSIMカードとMVNO(仮想移動体通信事業者)を賢く選択し、通信費を抑える
3. 約1年経ったら、また最新版のSIMフリー版iPhoneを買う
4. 古い方のSIMフリー版iPhoneを売り捌く

この4番の「古い方のSIMフリー版iPhoneを売り捌く」という項目が肝です。発売から1年程度だったら、SIMフリー版iPhoneを高値で売り捌くことができます(多分)。

たとえば、今回のSIMフリー版iPhone5sの32GB版は81,800円です。1年後に高値で売ることができれば、実質の利用料金はかなり抑えられます。それでいてまた新しいiPhoneの購入が可能となるので、今までの「2年単位でのiPhone買い換え」から「1年単位でのiPhone買い換え」が可能になるということです。今まで毎回新製品が出る度に買い換えていた人にとっては、相当出費が抑えられます。

AppleやiPhone好きの人で、「常に最新版Apple製品が使いたい!」という人であれば、「売る」ことまでサイクルに含めると、SIMフリー版iPhoneはかなりお得に使えるのかもしれません。約2年単位での買い換えだったら、それほど差が出ません。逆に、2年よりももっと長く使う場合であれば、またSIMフリー版iPhoneの方がお得になってきます。