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ソニーα7を注文した。その理由とは…

2013年11月13日 カメラ・写真


先月、ソニーから発表されたフルサイズミラーレス一眼のα7Rα7。理想であり、原点となる、新たなるフルサイズ一眼です。「ソニーのフルサイズミラーレスα7Rとα7のスペック比較」で書いたように、価格が落ち着いてからα7の方を購入する予定でした。

デジカメ製品を発売日に買うのはあまりよくない4つの理由

デジカメ製品は発売日に買うのはあまりよくなくて、2〜3か月待って価格が落ち着いてから買うのが賢い買い方です。

なぜすぐに買うのは良くなくて、2〜3か月待った方が良いのかというと、以下の理由からです。発売後すぐに買うと、良くない出来事に遭遇します。
1. 初期ロットによるハードウェアの不具合
2. デバッグ不足によるソフトウェアの不具合
3. ご祝儀価格による金銭的損失
4. 他社製RAW現像ソフトの非対応

1番は、初期ロットにはハードウェア上の不具合が出る可能性があり、出た場合は修理が必要になったり、不具合を認められず泣き寝入りせざるを得ない可能性が出てきたりします。

2番は、待っていればそのうちソフトウェアの新バージョンがリリースされて無償アップデートできます。時間の問題です(不具合ではなく仕様については、改善されなかったりしますが)。

3番は、発売日まではなぜか価格統制されているような感じで、安く購入することができません。たとえば、α7の価格を、価格.comで調べてみると…


上位2店舗が161,799円で販売しているほかは、次の10店舗はすべてピッタリ161,820円です。抜け駆けするお店はありません(抜け駆けすると、次回から出荷量を減らすなどのメーカーからの処分があるかもしれません。もしそんなことをしたら独占禁止法に引っかかりそうなので、イメージですが…)。2〜3か月待って、もう少し市場原理が働いてから購入した方が、安く買えます。

4番は、待っていればRAW現像ソフトメーカーが対応してくれるので、時間が解決してくれます。

以上のことから、発売後すぐに買うよりかは2〜3か月待ってから購入した方が、安い上に動作も安定するようになっていてお得ということになります。


今回は、α7発表後、キャンセル自由なお店ですぐに予約だけはしてありました。発売日に手に入れるかどうするかは、1か月ほどのんびり考え、今日α7代を全額支払いました。

ということで、α7発売日の11月15日には手に入る予定です!

α7Rとα7、どちらにするか迷わなかったか

ローパスフィルターレスのα7Rと、ローパスフィルターありのα7。どちらにするか迷わなかったのかと聞かれれば、まったく迷いませんでした、と答えられます。α7Rとα7の違いには、解像感に影響を与えるローパスフィルターのありなしと、画素数の違いが挙げられます。他には、連写速度の違い、位相差AFと電子先幕シャッター搭載有無が違います。このうち決定的だったのは、電子先幕シャッターです。

以前NEX-C3を試したときに、レリーズタイムラグが遅すぎて撮影が楽しくなかった経験があります。その後、NEX-7を使ってみると、電子先幕シャッター搭載で、シャッターがものすごく気持ちよくなりました。電子先幕シャッター搭載のNEX-7のレリーズタイムラグは、わずか0.02秒です。電子先幕シャッター非搭載機種は、その5倍ほどラグがあるらしいので(ソニー公式発表)、レリーズタイムラグが0.1秒もあることになります。

ソニーEマウント機種は一眼レフではなくミラーレス一眼であるため、レリーズタイムラグ以外に画像処理時間や表示遅延等がプラスされます。全部含めると、ラグが0.1秒をゆうに超えることになります。つまりは、シャッターを押してから0.1秒以上後の世界しか画像として記録されないということです。

ソニーEマウント機種は、自分にとって電子先幕シャッターのありなしが非常に重要なポイントでした。結果、迷うことなく電子先幕シャッター搭載のα7の方を注文しました。なお、世の中の人は、ローパスフィルターレスへのあこがれからか、3:7くらいで高価なα7Rの方を注文しているみたいです。

それと、電子先幕シャッターを使うと、シャッター音が静かになり、明らかに手ぶれもしにくくなるという嬉しい効果もあります。電子先幕シャッター、重要です。ただ、α7シリーズでは、1/8000秒という超高速シャッターを切ることが可能となったため、撮影画像に電子先幕シャッターの不具合が出てしまう心配があります(高速シャッターだと画像がおかしくなる可能性)。まだその減少に遭遇したことはないので、これは実際に手にしてからチェックしてみます。

α7を発売日に購入することに決めた理由

それで、なぜα7を発売日に購入することに決めたかというと、待望のフルサイズミラーレス一眼であり、一刻も早く欲しかったからです。今使っているニコンD700はフルサイズで画質に大変満足しているのものの、持ち運びがとても重く、軽いフルサイズカメラをずっと待ち続けていました。

α7の発売は11月中旬なので、待っていると年末年始商戦に突入して、価格が落ち着くのを待つどころか、品薄で入荷待ちになってしまう可能性さえあります。来年まで待っていられないので、思い切って注文してしまいました。忘れずに、SONY モニター保護セミハードシート PCK-LM16も注文です。

交換レンズについては、手ぶれ補正なしで平凡なスペックのFE 35mm F2.8が実売7万円台、FE 55mm F1.8が実売8万円台と全く手が出ません。キットレンズのFE 28-70mm F3.5-5.6と、マウントアダプタでニコンFマウント用のレンズを付けて遊んでみようと思っています。

では、レビューはまたそのうち。


追記1やったー、ソニーα7届いたー(泣)
追記2やったー、今度こそソニーα7届いたー(本物)
追記3やったー、またまたソニーα7届いたー(三度目)
追記4α7レビュー1 - 唯一シャッターだけがややイマイチ
追記5α7Rのタイムラグは、安価なα7より8倍以上ある!遅い…



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