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バグだらけのiOS7がiOS7.0.3にアップデート!

2013年10月23日 iPhone・iPad・Android
iPhone5をiOS7.0.2にアップデートしてから、数々のバグと出会ってきました。バグだらけでイライラしていたそのiOS7が、本日iOS7.0.3にアップデートされました。
iOS7.0.3アップデート


iOS7.0.2のバグ遭遇では、たとえばタスクマネージャでタスクを切ったにもかかわらず、タスクが残ってしまったりとか(下の画像で、Safariが消えるはずなのにSafariアイコンが残っている状態)。
iOS7バグ

致命的なのは、iOS7.0.2にしてから、フリック入力でプチフリするようになってしまったことです。しかも特定の文字で必ず再現するなど、非常にストレスがたまるバグです。たとえばフリックで「ほしの」と打とうとすると、iPhone5が一瞬固まります。自分の端末だけかもしれませんが、文字入力時のプチフリは本当に困ります。古いiPhone3G時代のことを思い出します。端末は大きく進化したのに、OSがダメダメです。

他にも、Safariでバックグラウンドでページを開くと表示がガクガクするようになってしまったり(iOS6では問題がなかったのに)、iPhone5Sの場合は加速度センサーの値がずれていたり、様々なバグがありました。

その他、「iOS7にアップデートして感じた初期レビュー」などにも不満点をたくさん書きました。

さて、今回のiOS7.0.3へのアップデートで、これらのバグや不満は解消されたのでしょうか。

Spotlight検索にWebを検索する機能が追加

iOS7になって、なぜか消えたSpotlight検索でのWeb/Wikipedia検索。そのWebやWikipedia検索をする機能がiOS7.0.3で追加されました。というかiOS6に合った機能が復活しました。どう考えても、合った方が便利です。
Spotlight検索

フリックの英字入力で大文字変換できるように

iOS7になって、なぜか消えたフリックの英字入力での大文字変換。iOS7.0.3では、フリックで「zapa」と入力すると、「ZAPA」と大文字や全角に変換できるようになりました。今回のアップデート項目にも記載せず、こっそりと直すところが汚いです。でもまぁ、大文字に変換できるようになって良かったです。
フリックの英字入力で大文字変換

ウザいアニメーションの変更設定

iOS7になって特に気持ち悪かった長ったらしいモーションが改善されました。設定から「視差効果を減らす」をオンにすると、見栄えだけでなく、アニメーションの効果も変わるようになりました。設定>一般>アクセシビリティ>視差効果を減らすで、設定できます(視覚効果ではなく、視差効果です)。
視差効果を減らす

今までのビュワッて感じのうざいアニメーションから、フワッて感じの新しいアニメーションに変更されました。これなら気持ち悪くないです。大きな変更点です。視差とアニメーションは別々に設定できた方が良いと思いますが。さらにもっと細かくアニメーション時間等を設定できればベストです。アップルが細かいカスタマイズに対応してくれるとは思いませんが、今回は少しでも改善してくれたので良かったです。

フリックでのプチフリはおさまらず

今回のアップデートでフリック入力時のプチフリーズが改善されるだろうと期待しました。残念ながら、相変わらず一瞬iPhone5が固まります。自分の端末だけなのでしょうか(iPhone5sはプチフリしません)。iOS7にしてから辞書を削除したり、設定をリセットしたりしましたが、直りません。今回のアップデートでも完全には直りませんでした。次回アップデートに期待です。

iOS 7.0.3のアップル公式アップデート情報

他、iOS 7.0.3のアップル公式アップデート情報を載せておきます。
iOS 7.0.3

このアップデートには、次の改善点とバグ修正が含まれています:

・承認済みのデバイス間でアカウント名、パスワード、クレジットカード番号を共有するためのiCloudキーチェーンを追加
・オンラインアカウント用にSafariから推測困難な独自のパスワードを提案できるように、パスワードジェネレータを追加
・Touch IDが使用中の場合“スライドでロック解除”の表示を遅らせるようにロック画面をアップデート
・Spotlight検索からWebやWikipediaを検索できる機能を再度追加
・一部のユーザでiMessageから送信できない問題を修正
・iMessageをアクティベートできない問題を修正
・iWork App使用中のシステムの安定性を改善
・加速度センサーの調整問題を修正
・SiriとVoiceOverで低品質の声が使用される問題を改善
・ユーザがロック画面のパスコードを回避できる問題を修正
・動作とアニメーションの両方を最小化できるように“視差効果を減らす”設定を拡張
・VoiceOverの入力感度が高くなる問題を修正
・ダイヤルパッドのテキストも変更できるように“文字を太くする”設定をアップデート
・ソフトウェア・アップデート中に監視対象デバイスが監視されなくなる問題を修正

このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、次のWebサイトを参照してください:
<https://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP>

これだけダメな部分が改善されたのに、バージョンは今までのiOS 7.0.2からiOS 7.0.3に0.0.1増えただけです。自分にとっては、iOS 7.1を名乗っても良いくらいの良アップデートに感じました。Windows8がスタートボタンを追加してWindows8.1にアップデートしたのと似ています。フラットデザインの採用もWindowsの方が早かったり、Windowsのように今まであった機能をマイナーアップデートで復活させたり、最近はアップルの方がマイクロソフトを追っているような印象を受けてしまいます。

今回のiOS 7.0.3へのアップデートによって、iOS7にアップデートして感じた初期レビューの不満のいくつかは解消されました。

あとは、1フォルダに入れられるアプリの数を戻す、全体的な背景を白から黒に戻す、通知センターからツイートできるように戻す、アニメーション時間を設定できるようにする、とかがあったら便利です。いっそのこと、iOS6でもいいくらいです。高望みしすぎですかね。不満の高い箇所が修正されただけでも良かったです。


なお、iPhoneはOS X Mavericksにはアップデートできないのでご注意下さい。
OS X Mavericks

iPhoneがアップデートできるのは、iOS 7.0.3です。


追記1検証:iOS7.0.3でバグは直ったか
追記2iPhoneをiOS7.1にアップデート!良くなった点やバグなど雑感


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