男子禁制が検討されている沖縄の聖地「斎場御嶽」の写真
2013年09月26日 カメラ・写真
琉球王国最高の聖地として知られる、沖縄県南城市にある「斎場御嶽」。斎場御嶽の読み方は「せーふぁうたき」で、2000年に世界文化遺産として登録された沖縄県有数の人気観光地です。
パワースポットとして斎場御嶽がガイドブックで紹介されるなどして、近年は特に人気化に拍車がかかっています。その一方で困った事態にも直面しています。それは、観光客増加によるマナー違反や石畳の摩耗等といった問題です。斎場御嶽は本来、観光地ではなく神聖な場所です。琉球王国時代と同じ男子禁制にすることで、入域者数を調整しようという動きが出てきています。各報道社も次のように報じています。
読売新聞の記事タイトル「世界遺産の琉球聖地、マナー悪く男子禁制を検討」だけを読むと、「男子のマナーが悪い」と誤読してしまいそうです。あるいは、男女差別か、と。
問題は、すべての男子のマナーが悪いから制限するということではありません。入域者数が多すぎて問題が起きていることから入域者数を制限したい、それなら昔の風習に基づき男子禁制にしよう、という流れです。元々男子禁制の神聖な場所なので、個人的には、この制限には賛成です。
このまま進んでいくと、男子は世界遺産「斎場御嶽」に入れなくなる恐れがあります。
ということで、記録として斎場御嶽に行ったときの写真でも貼っておきます(そもそも、神聖な場所で写真を撮る行為は好ましくありません。真似はしないでください)。
ここが、斎場御嶽。
南城市歴史学習体験施設、緑の館・セーファ。
「ここは拝所です。一般の方は上がらないで下さい。」と書かれています。上がる人がいるんでしょうね。