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iPhone5は尿液晶か?iPhone4と比べてみて、驚きの結果が…!

2012年12月10日 iPhone・iPad・Android


iPhone5の電源を入れ、画面を見てすぐ思いました。「ずいぶん暖色系になったな〜」と。iPhone5では、以前の機種と比べてディスプレイの発色が暖かみのある色合いになっているように感じました。

そういえば、iPhone4S発売時には「尿液晶」などと叫ばれていたことがあったのを思い出しました。今回手に入れたiPhone5は尿液晶なのか、今まで使っていたiPhone4と、色合いの違いを調べてみることにしました。

左がiPhone5、右がiPhone4です。


iPhone5の画面は黄色い!?尿液晶!?

iPhone4とiPhone5の色合いの違いを見ると、明らかにiPhone5の方が黄色いです。どちらも白いページを表示しているにも関わらず。

より白に近いのはiPhone5

でもこれ、どちらが白に近いかというと、iPhone5の方です。iPhone5は、ほんのわずかに黄色と緑を含んでいるように見えますが、ほぼ白です。明るさを最大にして正面から見ると、かなり白に近いです。明るさを暗めで、少し斜めから見ると、やや黄色く見えたりもします。

一方、iPhone4は、完全に青いです。青と、少し赤も入っています。iPhone5は誤差レベルの黄色を含んだ白ですが、iPhone4は誤差では言い表せないほど青い白です。

どちらがより白に近いか、と言えば、断然iPhone5の方です。

自分のiPhone4の画面は青いです。初期にiPhone4を手に入れた人は、ほとんどこの青いディスプレイのはずです。でも、「iPhone4の画面が青い!不良品だ!交換しろ!」などという声は聞きませんでした。日本人の目は、青白い画面の方を白いと感じる傾向が強いようです。テレビなどの色温度も、青を強くする傾向にありますし。

一方、黄色には敏感なようで、今回のように、以前と色温度を変えると「黄色い!」と強く感じるようです。

青白い白と黄色っぽく見える白、どちらが正解かと言えば、環境や好みによって異なるかもしれません。ディスプレイのロットやメーカーによっても色合いは変わってくるでしょうし、iPhone内部の設定で、色温度を変更する機能があったら良いのになぁとも思います。

iPhoneの液晶パネルには、シャープやLGなど複数のメーカーから一つが使われますし、ロットや個体差などもあるかもしれません。「尿液晶!」と叫ぶ前に、iPhoneの隣に白い紙でも置いて、見比べてみると良いと思います。ムラなどがなければ、製品不良ではない可能性が高いです。

発色の違いは

さて、色温度の違いは上の写真の通りです。発色はどう変わっているのか、同じ写真を表示して調べてみました。

左がiPhone5、右がiPhone4です。


若干明るさが違いますが、左のiPhone5の方が発色がよいです。鮮やかです。ディスプレイも確実に進化しているようです。

iPhone5は、画面の左側から見ると黄色く、右側から見ると青い

iPhone5を使っているうちに気付いたことが一つありました。それは、「角度によって色が変わる」ということです。

最初、斜めから見ると黄色い、と感じたのはこのためでした。

いろいろな角度から見比べてみた結果、自分のiPhone5は、「画面の左側から見ると黄色く、右側から見ると青い」ようです。IPS液晶だから、角度による色味の変化は少ないと思っていましたが、多少変わるようです。それも、左から見るか、右から見るかによって、黄色(緑)くなったり青(赤)くなったりするようです。わずかにですが。

「黄ばんでる!」と叫ぶ前に確認すること

というわけで、iPhone4の青白い液晶を使っていた人が、本来の白に近いiPhone4SやiPhone5に機種変すると、黄色いと感じることが多いようです。怒り狂って、「新しいiPhoneの画面が黄ばんでるから交換してやった!」なんて発言してしまうと、痛い武勇伝になってしまいかねません。まずはiPhoneの隣に白い紙でも置いて、本当にiPhoneの画面が黄ばんでいるのかチェックしてみましょう。

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