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DP2 Merrillでバッテリーを気にせず何百枚も撮影する方法

2012年11月01日 カメラ・写真
シグマのデジカメDP2 MerrillDP1 Merrill。画質は「中判カメラをも超える」と評判ですが、バッテリー持ちの悪さについては、ユーザーからもユーザー以外からも突っ込まれています。バッテリー1個で撮影できる写真の枚数は約100枚。初めからバッテリーが2個付属しているので、合計すると200枚程度撮れます。

200枚撮影できれば、コンパクトデジカメとしては、実はそれほど悪い部類でもありません。今月発売されたキヤノンの新型ミラーレスカメラEOS Mだって、撮影できるのは約230枚。キヤノンの最新ミラーレス一眼と比べても、30枚程度しか変わりません。

ただ、普段使っているニコンの一眼レフカメラだと、1480枚撮影しても残りのバッテリー容量は40%も残ります。これに慣れていると、さすがに200枚程度では心細く感じます。



バッテリー容量を気にせず、自由に撮影したい!
だったら、コンセントから直接電源を取ればいいじゃない!

ということで、ACアダプターを買ってみました。シグマ ACアダプター SAC-5です。あまり周知されていませんが、シグマ純正のACアダプターが発売されています。しかも安い。Amazonなら約1600円の送料無料で購入できます。


これがあれば、BP-41のバッテリー容量を気にせず、何枚でも撮影できるようになります。早速、箱を開けてみましょう。

中に入っていたのは、この3つと使用説明書。


使用説明書に、使用方法が書いてあるのかと思いましたが、書いてありませんでした。カメラの方の説明書を読めと書いてあったので、仕方なくDP2 Merrillの箱を開けて、説明書を読みました。これがACアダプターSAC-5です。


そしてこれが同梱のDCコネクターDC-11です。この二つとACケーブルを組み合わせて使います。


付属のACケーブルとACアダプターとDCコネクターをつなげてみました。けっこう長いです。


そして、DCコネクター部分をDP2 Merrillのバッテリー入れの所に入れます。蓋が閉まるように、横のDCコネクタカバーを開ければ、横からコードが出るようになっています。


あとは、DCコネクター部、ACアダプター部と経由して、ACケーブルをコンセントに挿します。これで準備完了です。電源を入れれば、いつもと同じように撮影できます。非公式ですが、ニコンの外付けスピードライトを付けても発光します。その際、シャッタースピードは1/125秒以上でないと同調しません。マニュアルで設定します。


バッテリー容量を気にする必要がなくなったので、試しに物撮りしてみました。バッチリ撮れました。被写体は、「奇跡の音」と評判のヘッドホン C515Hです。音質についてのレビューは今度書きます。



家で物撮りするなら、コンセントから電源を取れるSAC-5は便利です。いちいちバッテリーを充電する必要はありませんし、残り容量を気にすることなく何枚でも撮影できます。たくさん撮影しているとカメラボディは温かくなってきますが、問題はありません。電源コードもけっこう長いので、コンセントに挿したままスタジオでの撮影とかもありかもしれません。コードの長さが足りなければ、延長ケーブルを使えば大丈夫ですし。

というわけで、DP2 Merrill(もちろんDP1 Merrillも対応しています)でバッテリーを気にせず何百枚も撮影する方法でした。わずか2000円足らずでバッテリーの悩みから解放されるのは大きいです。便利なので、もっと宣伝した方が良いように思いました。