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α77/NEX-7体験撮影会&セミナーに参加してみた

2012年07月10日 カメラ・写真
「α77/NEX-7体験撮影会&セミナー」が開催されると聞いて参加してみました。自腹で。

「都電のレトロな車両を貸切って、車内で浴衣モデル撮影体験!」と書いてあって興味をひかれました。都電って乗ったこともないし、どこを走っているのかも知らないし、もっと言えば都電を見たことさえないので、これはチャンスかなと思いました。「普段は絶対にできない走行中の電車の中でのモデル撮影を実施!!α77またはNEX-7を貸し出しいたします」、「昼食・メモリーカード4GBつき2500円」と書いてあって、「何、弁当まで付くのか!」と感心して参加することに決めました。

集合場所は、都電荒川線早稲田駅。早稲田駅は二つあるみたいなので、間違えないように注意しながら行きました。



一眼レフのA77を借りる人と、ミラーレスのNEX-7を借りる人とでわかれました。自分はニコン以外の一眼レフには興味がないので、迷うことなくNEX-7の方をお借りしました。そして、この日のモデルさん、大浦里子さんとご対面。



今回の記事の写真はすべてNEX-7によるものです。サムネイル画像のリンク先は、ノートリミング、縮小なしの元画像です。2400万画素もあって重たいので注意してください。



そうこうしているうちに、都電の貸切車が到着!「おぉっ、都電ってこんな感じなんだ!」


貸切車に乗り込んだら、講師の馬場信幸先生の指導の下、参加者みんなで早速モデル撮影開始。

今回載せている写真はすべてカメラ内JPEGの撮って出し画像です。一部RAWでも記録していましたので、SONYの「Image Data Converter Ver. 4」でRAW現像した写真も参考までに載せておきます。RAW現像しても、たいして解像感は変わらないようです。
RAW現像(ノイズリダクションオートバージョン)

設定でノイズリダクションをオフにしたバージョンも載せておきます。2400万画素と画素ピッチが狭いだけあって、カラーノイズは多めのセンサーなようです。
RAW現像(ノイズリダクションオフバージョン)


走ってる電車の中でポートレート撮影は初めてです。



NEX-7の使い方に慣れていないので、ちょっと戸惑いながら、電車に揺られながらの撮影。



NEX-7のデフォルトでは、撮影後に画像プレビューが表示され、その際ノイズリダクション処理に時間がかかります。一枚取る度に数秒待たされてはテンポが悪すぎるので、設定メニューからプレビュー表示を切りました。これでテンポ良く撮影できます。



せっかくの車内撮影なので、窓の外の景色を流して撮影すると良いということで、シャッタースピードを落として撮影してみました。



手ブレや電車の揺れはもちろんのこと、シャッタースピードが遅いと被写体ブレが大きく発生してしまい、うまく撮るのはなかなか難しかったです。



この写真は1/10秒で、何とかブラさずに流れる写真が撮れました。



貸切車と行っても、前の電車との間隔調整のため、途中の駅には停車するため(ドアは開きません)、停まるたびに駅の人から変な目で見られていました。貸切車の中でみんながソニーのカメラを持って撮影していたら、駅のホームで電車を待っている人たちもビックリですよね。



小一時間ほど電車に乗って、ついに終点。



着いた先は、三ノ輪橋駅。関東の駅百選に認定されているそうです。





広告もレトロな感じです。



NEX-7の使い勝手の感想としては、ボディ上部のダイヤル2個がイイ感じでした。絞りと露出を別々にダイヤルで操作できるので直感的です。ニコンの一眼レフの場合は、他のボタンを押しながらダイヤルを回すことで、絞りと露出の操作ができます。この操作方法は、慣れてしまえば悪い操作方法ではありません(ダイヤルが1個で済むという点では優れた方法です)。一方、パナソニックのミラーレスの場合は、絞りを操作するか露出を操作するかで、ボタンを一回一回押して切り替えないといけません。この辺り、ダイヤルが2個あるNEX-7の方が操作性に優れていると思いました。



あと、使っていて非常に楽だったのが、顔検出AF。画面のどこに顔があっても、顔を検出してピントを合わせてくれるので、撮影が簡単です。F1.4とかの被写界深度の浅いレンズで顔検出AFを使おうとは思いませんが、今回使っていた標準ズームなら被写界深度も深いので、顔検出AFでOKです。



NEX-7のグリップにはゴム素材が採用されていて、非常に握りやすかったです。ファインダーにはXGA有機ELファインダーが搭載されていますが、ほとんど背面液晶で撮影していました。



ここで午前中の撮影は終わりでした。次は秋葉原まで地下鉄で移動です。ソニーの秋葉原ビルに行けるということで、どれくらい大きなビルかと期待して行ってみました。

続く。