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孤独のグルメに登場した池袋の「中国家庭料理 楊」に行ってきた

2012年05月10日



ドラマ版「孤独のグルメ」に登場した「中国家庭料理 楊」。あの丸い焼き餃子を見て「食べてみたい!」と思いつつも、「そもそも池袋に行ったことがないしな…」と忘れることにしていた「中国家庭料理 楊」。

この前、ドラマ『孤独のグルメ』主演・松重豊さんが「ウマすぎて個人的に再度行ってしまった店」に行ってみた / 中華料理 楊 | ロケットニュース24という記事が出ていて、せっかく忘れていたあのお店を思い出してしまいました。

中国家庭料理 楊のある池袋へ

松重豊さんも予約して行くくらいなら、「これはもう行くしかない!」と思って、池袋まで行ってきました。



池袋駅を出て「マルイの左の方」という噂を聞いて、マルイとやらを目指してみようかと思っていたのに、地下通路を歩いているうちにいつの間にかマルイは通り過ぎていました。地上に出てGoogleマップで場所を確認して、中国家庭料理 楊へ。店の外にメニューがありました。「ランチメニュー!そういうのもあるのか」と、早速店の中に入ってみました。

店内の様子

昼時だし、席は空いているかと心配しましたが、カウンター席があって、空いていました。



注文前に一つ気になったことがありました。隣に座っていた男性がグッタリしていたことです。



その男性の前には、あの「汁なし担々麺」が。テーブルに肘をついて、熱そうにグッタリして、汁なし担々麺を食べていました。お皿の上の麺の量を見てみると、まだかなりの量が残っているようでした。「そんなに辛いのか…」と不安になりました。

メニュー

メニューを見てみました。お昼時にはランチメニューが用意されていました。


ふむふむ…「お目当ての焼餃子のランチセットメニューがない!」


ランチメニューがあるならランチメニューがいいし、でも焼餃子は食べたい。ドラマに出てきた汁なし担々麺と焼餃子を一緒に注文すればベストだけれど、両方食べきれる自信はない。どうしよう、全然関係ない水餃子四川風五目飯でも注文しようかなと思ったりもして、結局汁なし担々麺を注文してみることに。汁なし担々麺にも興味はあるものの、山椒がきつそうで(山椒があまり得意ではないし)、やばいかな…と思いつつも汁なし担々麺を注文してみました。焼餃子食べに来たのに、気付けば汁なし担々麺を注文していました。「飯屋との出会いも一期一会。これも、宿命かも知れん」とばかりに。

豊島区池袋の汁なし担々麺

汁なし担々麺を注文して、最初に出てきたのがサラダ。汁なし担々麺が出てくる前に全て食べきってしまって、後々後悔することに。



そしてついに出てきた、豊島区池袋の汁なし担々麺!



お箸とスプーンを使ってまぜまぜ。「お、重い!」。麺が重い。普通のラーメンと違って、麺の一本一本が重い。どんな麺なんだろうと思って食べてみると…!「太めで、なんかもっちりしてる!」。腰のないうどんみたいな、不思議な麺。ひき肉、ナッツ、チンゲンサイ、タレを混ぜると、麺にどんどん染み込んでいく。



辛さは…辛さは思っていたよりも辛くなくて、いや、知っている辛さではない辛さというか。唐辛子やワサビの辛さとは違う、山椒の辛さ。口の中がどんどん香ばしくなっていく。途中、水を飲んでみたら、「水ってこんな味だったっけ?」と不思議な感覚に。なんか冷たくてキンキンする感じ。「ゴハンイル?ハンライス?」と聞かれ、「炭水化物に炭水化物…」、それは無理だと思ってお断り。少食でお目当ての焼餃子さえ控えているのに、半ライスは無理。その後、スープが運ばれてきて、飲んでみた。口の中がしびれている感じになっても、中華スープの味だとはわかる。でも、スープを飲んだ後の汁なし担々麺の味は、よけいきつくなったように感じた。



どんどんタレを吸い込んでいく麺。辛さできつくなるかと思っていたのに、それよりも、味の濃さがやばい。混ぜて全面にタレを吸わせてしまったので、このコッテリとした濃さを中和できるところがない。チンゲンサイは早々に食べきってしまったし、サラダももうない。サラダを残しておけば良かったと本気で後悔。もっと野菜が食べたい。と思って、残っているスープを全て飲み干したら、その後がきつかった。あと少しなのに味が濃くて、なかなか箸が進まない。半ライス、頼んでおいた方が良かったか…、焼餃子、注文しておけば良かったか…。隣でグッタリしていたあの男性の気持ちが少しわかった。



山椒と味の濃さできつくなりながら、なんとか完食すると、デザートが到着。ふぅ、少し休まる。



「カラカッタ?マタキテネ」と言われて店を出た。口の中がすごい。デザートを食べたくらいでは全然収まらない感じ。山椒が得意でない人が食べるものじゃないな、と思いながら中国家庭料理 楊を後にしました。

次こそは焼餃子を食べてみたい。