SIGMA Macro 70mm F2.8 EX DGレビュー2-外観編-
2011年08月25日 カメラ・写真
「シグマ 70mm F2.8 EX DG MACRO」のパッケージの中身は、レンズ本体(前後キャップ付き)、フード、ケース、その他説明書等です。シグマのレンズらしく、四角くて転がっていかないケースが標準で付属しています(丸いとゴロゴロ転がっていってしまいますからね)。
これがレンズ本体です。スペックは以下の通りです。フルサイズ用のレンズとしてはそれほど大きいレンズではないと思いますが、500gを超えていて、想像よりかは少し重かったです(参考までに、ニコンの「AF-S Micro 60mm F2.8G ED」は425gです。焦点距離は10mm違いますけどね)。
レンズ構成 | 9群10枚 |
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画角 | 34.3° |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 25.7cm |
最大倍率 | 1:1 |
フィルター径 | Ø62mm |
最大径×全長 | Ø76mm×95mm |
重量 | 525g |
レンズとフード。バヨネット式ではなくねじ込み式のフードです。フードも鏡胴も金属製です。なぜネジ式のフードを採用しているかというと、「全体繰り出し式のマクロレンズでは、鏡筒をエンジニアリングプラスチック化すると強度を保つ事ができないため、バヨネット化ができないから」だということです。このコメントを聞いた時は、「あぁそうなんだ、仕方ないんだ」くらいにしか思っていませんでした。
これがフードを装着した状態です。実際に使ってみると、ねじ込み式のフードは着脱が面倒な上、装着状態だとレンズキャップが出来なくて不便でした(フードを逆さに付けて持ち歩くこともできない)。ねじ込み式でも構わないので、レンズキャップをフードに取り付けられるようにしてもらえると嬉しかったです。公式ページによると、
レンズとレンズフードの間に円偏光フィルターが装着できるので、フィルター操作が容易です。また、レンズフード先端には77mm径のネジが切ってありますので、フロントキャップの装着が可能です。レンズフードを着けたまま持ち運ぶ事ができます。77mm径のレンズフードを別途用意すれば、フードにレンズキャップも装着できるみたいです。
レンズを繰り出してみました。前玉がすごい伸びます。「確かに剛性が必要だ」と思わせてくれる伸び具合です。「SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM」と同様、撮影倍率目盛がレンズ鏡筒に表示されています。「全体繰り出し式のほうがマクロ域での画質特性を素直に出しやすく、画質を最重視してこういった仕様を採用した」そうです。結果的に、この仕様が素晴らしい効果を生んでいるのですが、そちらについては次回以降レビューする予定です。
それでは、次回からは実際にこのレンズで撮った写真を載せながらレビューを書いていきたいと思います。
続き:SIGMA Macro 70mm F2.8 EX DGレビュー3-シャープネス、ボケ味編-
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