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暑い夏にはMAGICOOLでマジクール!

2011年07月22日 雑記
「節電の夏」を迎えて、何よりも困るのが暑さ対策。一般家庭では、消費電力のうち53%がクーラー利用による電力消費です。野村総合研究所(NRI)調べによると、エアコンの温度設定を2度上げると52Wの節電効果があり、テレビをこまめに消すと220Wの節電効果があるそうです(もちろんこれには条件がありますが)。

エアコンの設定温度を上げつつ冷涼感を味わうためには、扇風機を併用すること、薄着になること、テレビやパソコンを消すこと(熱が発生するから)が大事だったりします。かき氷やアイスや冷たいジュースなど、体の内部から冷やす方法もあります。

これら以外にも、体を冷やす便利なグッズが売られていたりします。今日紹介するのは、「水を含ますだけで冷たさ持続」の「MAGICOOL(マジクール)」です!



大作商事のマジクール楽天のマジクール検索結果はこちら)は、福島第一原発にも投入した、あの吸水性ポリマーを含んだネッククーラーです(種類はいくつかあります)。


マジクールの最初の状態はこのようになっています。はちまきみたいに薄いスカーフです。



スカーフの中には、特殊高分子ポリマーが含まれています。これに水を吸収させます。最初に水を含ませるときに、スカーフの中にある吸水性ポリマーの粒を、均等にさせながら水に濡らしていきます。



すると…あら不思議パンパンにふくらんできます。そして時間が経つとまた萎んでいきます(下の写真はパンパンにした後、少し乾いて萎んできた状態)。



マジクールは、製品内の特殊高分子ポリマー(吸水樹脂)が水分を吸収し、水分を外に逃がさず保水します。その多量の水分が気化する際の吸熱作用(気化熱)により、長時間にわたって心地良い冷感を維持してくれるわけです。

頭や首に巻けば、心地良い冷感が続きます。ただ水を含ませるだけなので、いつどこでも冷感を復活させることができて、何度も繰り返し使用できるのでとても経済的。アウトドアに、レジャーに、スポーツに欠かせないクールダウングッズ。マジクールは、暑さ対策のシーンで効果的に冷感を提供するネッククーラーです。


実際に使ってみた感じでは、気化熱のおかげで確かに冷たくなります。冷感の持続時間も、他の「冷たいタオル」等に比べるとかなり長持ちです(公式ではなんと20時間以上と説明されています)。時間が経つと、少しずつポリマーが萎んできます。気化熱を利用しているため、湿度の低いところや風のあるところの方が冷感効果をより感じます。

他の「ひんやりタオル」等に比べて、水に濡らした後スカーフを絞るわけにはいかず、そのまま首に巻くと少し濡れてしまうところは欠点かもしれません。公式には、乾いたタオルなどで表面の余分な水を拭きとることがすすめられています。水を多く含んでいる分、ひんやりタオル等よりもやや重めです。ライトブルーの明るい色を選んでしまったため、汗や汚れで色が変わってきそうなのが少し心配です(洗いにくいので臭いも心配)。あと、首筋にずっと巻いていると、冷感というよりも本当に温度が下がっていくので、血行が悪くなりそうな気がします。クーラーを入れてマジクールを首に巻き続けながら、同じ姿勢で作業を続けるのはやめた方が良いと思います。首や肩が凝りそうです。適度な休憩も必要です。

マジクールは、思っていたよりも「完璧!」と呼べる商品ではなかったのですが、価格もそれほど高くありませんし、合うかどうか試してみる価値はあると思います。その際、類似商品が安く売られていることがありますので注意してください。製品によって、中に含まれている吸水性ポリマーの量等に違いがあるようです(激安品は量が少なくて冷感効果が低い)。今回試したのは、大作商事のマジクールです。定価699円(税込)ですので、気になった人はぜひ試して、節電の夏を乗り越えてください。