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一般社会にうまく適応できなかった、引きこもりやニートにオススメの本

2011年07月03日 読書


精神科医、立教大学現代心理学部教授の香山リカさんによって、一般社会にうまく適応できなかった引きこもりやニートに「神」として崇拝されている人物が明らかになりました。それは、小出裕章氏だそうです。
ネットの世界を中心に、原発事故にのめり込んでいる人たちがいます。彼らの多くは、知的レベルが高く、情報収集に熱心で、いまの世の中の趨勢を注意深く見ている人たちです。特に、これまで一般社会にうまく適応できなかった、引きこもりやニートといった人たちがその中心層の多くを占めているように見えます。彼らは、企業社会やアルバイト先で、会社人間としての振る舞いや低俗なオヤジギャグに会話を合わせることに耐えられません。薄汚いごますりや打算、好きでもない商品を売ることに対して、強い欺瞞を感じている人たちです。「食っていくためには、嘘もつかなければいけないときもある」大人が発するそんな言い訳めいた言葉に、かえって嫌悪感を強めています。彼らには生活能力がなく、結局は親がかりです。しかしながら、自分がやりたくもないことを、社会をまるでわかっていないような頭の悪い人たちと一緒にやりたくない。劣等感と優越感がない交ぜになったような、一面では純粋な理想主義者たちなのです。そんな彼らが原発問題にのめり込んでいます。そして、「神」として崇拝しているのが、いま反原発で最も注目されている小出裕章氏です。

小出裕章氏が反原発のヒーローとなった もう一つの理由|香山リカの「こころの復興」で大切なこと|ダイヤモンド・オンライン

こころの病を患っているわけではなく、現実社会への猜疑心が強いだけ。現実社会にうまく適応できない「適応障害」と診断される。あるいは世の中に対して恨みごとを言い連ねる「パーソナリティー障害」と診断されるようなタイプの人。彼らは、時代のヒーローとして小出裕章氏を「神」として崇拝しているそうです(香山リカさんによれば)。もしこういうタイプで、小出裕章氏を知らない、あるいは本を読んだことがない、ということであれば、この本がオススメです。「原発のウソ」です。



「新世紀エヴァンゲリオン」などゲームやアニメ、あるいはアイドルといったファンタジーに逃避し、気持ちを落ち着かせてきた人にとっては、まさにオススメのようです。

自分は、香山さんにオススメされるまでもなく、すでに買っていましたけどね。理由はもちろん、一般社会にうまく適応できないからですね。







「今のあなた」で大丈夫! by 香山リカ




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