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SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSMレビュー2-イベント試写編-

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2011年01月09日 カテゴリ:カメラ・写真
SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSMレビュー1-外観編-からの続きです。「みんぽす」のモノフェローズイベントに参加したときに、このレンズでも試写してきました。短い時間でしたが、レンズの傾向をつかむことはできました。以下、広角端24mmや望遠端70mmでの実写、「SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM」との簡易画質比較、ポートレート撮影を元にしたレビューです。

このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「 みんぽす」のモノフェローズイベントに参加して書かれています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います)「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。(WillViii株式会社みんぽす運営事務局) みんぽす

広角端24mmで試写

まずは、シグマの歴史的なレンズたちを被写体に、広角端24mmで試写。
絞り開放F2.8では、周辺光量落ちが大きいのがわかります。
周辺画質はゆるめですが、中央はなかなかシャープです(写真はクリックで拡大します)。


焦点距離: 24mm , 絞り値: F/2.8 , シャッタースピード: 1/100秒 , ISO感度: ISO 1250

周辺減光は、このクラスのズームレンズの広角端開放では当たり前と言っても良いので、絞ってどう改善されるかチェックしてみました。一段絞ってF4で試写。
絞り開放ほどの落ち込みはなく、まずまず改善されました。
これ以上絞ってのテストはまたの機会に。


焦点距離: 24mm , 絞り値: F/4 , シャッタースピード: 1/100秒 , ISO感度: ISO 2200

望遠端70mmで試写

続いて、植物を被写体に、望遠端70mm開放F2.8で試写しました。
色合いはスッキリしていて、最新のコーティングらしさを感じさせてくれました。
背景のボケは、このシーンではかなり汚い感じです。


焦点距離: 70mm , 絞り値: F/2.8 , シャッタースピード: 1/100秒 , ISO感度: ISO 220

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSMと画質比較

この日限定で借りていた「シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM」と画質比較してみることにしました。

まずは「SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」にて、テーブルのオブジェクトを撮影。
絞り開放F2.8では、かなり画質はゆるめです。シュークリームのどの辺りにピントが合っているのかわからないほどにシャープさがありません。


焦点距離: 70mm , 絞り値: F/2.8 , シャッタースピード: 1/250秒 , ISO感度: ISO 200

比較用に、「SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM」でも撮影してみました(撮影条件は同じではありませんが、参考用に)。
絞り開放F1.4での撮影です。
F1.4の明るさで、しかもこの近距離で、驚くほどのシャープさです。「SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」の開放F2.8よりもシャープです。


レンズ: SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM , 焦点距離: 85mm , 絞り値: F/1.4 , シャッタースピード: 1/640秒 , ISO感度: ISO 200

参考までに、「SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM」をF2.8に絞って撮影してみました。
「24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」と比べるのが失礼なくらい、次元の違う写りです。さすがはシグマの最新単焦点レンズです。
この写りの違いを見てしまうと、残念なことに「ズームレンズは所詮ズームレンズだな」と感じてしまいます。


レンズ: SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM , 焦点距離: 85mm , 絞り値: F/2.8 , シャッタースピード: 1/200秒 , ISO感度: ISO 200

ポートレート撮影1(写りがゆるい…)

広角端と望遠端での試写、それから「SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM」との比較を簡単に済ませたところで、続いてポートレート撮影に移ってみました。
レンズ性能はシャープさで決まるわけではなく、全体的な雰囲気も大事です。
解像力は低くても、雰囲気のある気持ちの良い描写のレンズもあったりしますからね。

ということで、中間焦点距離の40mmで85mmF1.4の時にお世話になった紗々さんを撮影してみました。


焦点距離: 40mm , 絞り値: F/2.8 , シャッタースピード: 1/100秒 , ISO感度: ISO 500

驚きました。
「えっ、何これ?ソフトフォーカスレンズだったっけ?」と。
写りはゆるすぎるし、ハロが発生して白くなってるし…「一体何世代前のレンズだ」と思ってしまいました(上の写真をクリックして元画像で確認してみてください)。

シグマの単焦点「50mm F1.4 EX DG HSM」や「85mm F1.4 EX DG HSM」、それからズームレンズの「50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM」の性能が素晴らしかっただけに、今回の最新標準ズームレンズ「24-70mm F2.8」の性能にも期待していました。簡単な試写の結果、なんだか期待にはこたえてくれなそうな感じが匂ってきました。

ポートレート撮影2(AF性能が…)

今度は望遠端70mmで撮影しました。


焦点距離: 70mm , 絞り値: F/2.8 , シャッタースピード: 1/100秒 , ISO感度: ISO 400

AFが…。
「24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」は、AF速度は速くないし、AFも迷います。やっと合焦したかと思ってシャッターを切ったのが上の写真です。ピントが外れて、酷い写りになっています。

この日借りていた「85mm F1.4」も後ピンでしたが、あちらは開放F1.4でピントがシビアということで、開放で写すときはMF、絞れば被写界深度内に収まることが多いという感じでした。
こちらの「24-70mm F2.8」の方は、F2.8でも完全に後ピン。F4まで絞っても被写界深度内に収まらないくらいの後ピンでした。
しかも、毎回ピント位置がずれていて、AF精度も低くて…。
後ピン、AFが迷う、AF精度が悪いという、とても嬉しくないAF性能でした。

イベントでのファーストインプレッションまとめ

ここのところ高性能レンズを立て続けに開発しているシグマが送り出した最新の大口径標準ズーム「24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」。期待も高かったわけですが、結果は…。
広角側は周辺光量落ちが大きく周辺画質も緩く、望遠端は写りがゆるすぎるてAF精度も悪い、という結果でした。
開放F1.4レンズの開放画質にも全く歯が立たない辺りが、ズームレンズの限界なのでしょうか。

この日のイベントでは「24-70mm F2.8」の試写はこれで終わりにして、この後はずっと「85mm F1.4」で撮影しました。
本当に「24-70mm F2.8 IF EX DG HSM」の性能はこの程度なのか、カメラボディのAF微調整で後ピンを調整してから、再度別の日にテストしに行ってきました。

次回のレビューに続きます。