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クーリエジャポンをもらった

2010年09月19日 読書
AMNからCOURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 10月号をいただきました。



このクーリエ ジャポンという雑誌は、クールジャパンと名前が似ていますが、中身は
世界中のメディアから記事を選び、翻訳・編集している国際情報誌
で、世界の気になる記事を読むことができる雑誌です。

ITジャーナリストの佐々木俊尚さんに言わせると、
急速に劣化しつつある日本のメディアに、読むべき記事はきわめて少ない。しかしクーリエには、世界中のメディアからフィルタリングされてきた最良の記事が詰まっている。(中略)だからもう、日本の新聞は読まなくていい、クーリエを読んでいれば充分だ。
だそうです。「急速に劣化しつつある日本のメディア」だとか「日本の新聞は読まなくていい」だとか、佐々木さんの体が心配になるほどの発言です。

さて、最新号の2010年10月号では、「ゲーム理論入門」なる記事が掲載されています。

正確なデータさえあれば
90%の確率で未来予測は可能
と見出しに書かれていたりして、かなり中身が気になります。読んでみたところ、ゲーム理論について大まかに解説されていて、詳しく知りたいなら「ゲーム理論で不幸な未来が変わる!―21世紀のノストラダムスがついに明かした破綻脱出プログラム」を読む必要があるようです。


他にも、ダニエル・ピンクさんと小飼弾さんの対談もあります。

人のやる気を引き出すには
「アメとムチ」はもう古い
モチベーション3.0についての対談です。モチベーション3.0を理解するには、モチベーション1.0とモチベーション2.0を理解する必要があります。ごく簡単に説明すると、モチベーション1.0は「生存本能」、モチベーション2.0は「信賞必罰」です。
ところが、現在主流となっているモチベーション2.0(信賞必罰)では、クリエイティブな仕事にはあまり機能しません。そこで考えるのが、モチベーション3.0だということです。
小飼弾さんはオン・ザ・エッヂを退社した後、1年半ほどオープンソースプロジェクトに完全無償で働いていました。完全無償のただ働きなど、現在の経済学では考えられない・説明できない、その理由を説明する上でも重要になってくるのがモチベーション3.0です。
対談の内容も日本の政治にまで言及していて面白い内容になっています。詳しく知りたい場合は、こちらも書籍の「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」を読む必要がありそうです。


というわけで、COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 10月号はなかなか濃い内容で、今人気のある雑誌だということがよくわかりました。目次はこんな風になっています。
世界のカリスマ講師が集結!
知性を鍛える「白熱講義」

仕事に、人生に効く100冊を厳選!!
30歳までに読んでおきたい「必読書ガイド」

1日でわかる 知の最前線 「世界一の集中講義」
・1限目 現代人を動かす「モチベーション3.0」
・2限目 問題解決への糸口「ブライトスポット理論」
・3限目 『フリー』の著者が唱える「新産業革命」とは
・4限目 SNS時代を勝ち抜く鍵は「脳内ホルモン」
・5限目 『銃・病原菌・鉄』の著者が語る世界の構造
・6限目 ゲーム理論を使えば未来は90%予測できる
・放課後 クルーグマン教授が語る「ノーベル賞までの道」
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