カシオEXILIM EX-FH100レビューその2-操作感編-
2010年06月20日 カメラ・写真
携帯性・ホールド感
デジカメ自体の重さは、EX-Z400と比べると重いですが、ズボンのポケットにも入る大きさなので、携帯性はまずまずです。
ホールド感については、グリップ部分が少しふくらみ、黒いところで滑り止め効果を狙うデザインになっています。
持ってみると、もう少し滑り止めの効いたゴムだと良かったかなぁと思います。
シャッターボタンは押しやすく、グリップ部分の効果を感じました。
バッテリー
バッテリー寿命は520枚と省エネで、かなり優秀です。
ただ、デジカメにバッテリーを挿入する時、いつも向きを間違えてしまいます。
もうすこし、どちらの面を上に向けて挿入すればよいのか、わかりやすいデザインだと良いと思いました。
起動時間
起動時間は、ONボタンを押してから背面液晶がつくまでに4〜5秒かかります。
これはかなり遅いです。
もっときびきび動いて欲しいです。
また、液晶で撮った写真を確認しているとすぐにレンズが引っ込みます。
省エネのためなのかもしれませんが、写真を確認してレンズが引っ込み、撮影しようとしてレンズが繰り出す…これを何度も繰り返すのは、あまり嬉しくありません。
もう少しレンズは出たままでも良いのになぁと思います。
操作ボタン
背面の操作ボタンはすっきりしていますが、一つどうしても解せないところがあります。
まず、上の右側にある赤いムービーボタン。
これは動画撮影専用のボタンで、レバーでHSムービーとHDムービー(あるいはSTDムービー)を選択して、すぐに動画撮影開始できます。
これは便利なボタンです。
となると、その左下にある赤いボタンは?
左下の赤いボタンは、説明書を読むと「撮影ボタン」とあります。
でも、このボタンを押しても、動画は撮影されませんし(右上にムービーボタンもありますし)、静止画も撮影されません。
説明書を読んでも、電源ONボタンの代わりになる、くらいのことしかわかりませんでした。
使っているうちに、再生モードで写真閲覧中に「撮影ボタン」を押すと、撮影モードに移行することがわかりました。
でもそれはシャッター半押しで代用できるわけで…。
これだけ重要な位置にありながら、いまいち必要性が見出せないボタンでした。
また、モードダイヤルにはBS、□、A、S、Mモードがあります。
BS(ベストショット)は、このモードに設定してから、SETボタンでシーンを選択します。
シーンが多いのは良いのですが、いちいち選択するのは面倒だと感じました。
AやSやMは設定を選びにくく、一眼レフのように、ぐるぐる回るダイヤルが欲しいと思いました。
動画モード選択
動画のモードは、右上の赤いムービーレバーで、HSムービーとHDムービー(あるいはSTDムービー)は選択できます。
ところが、HSムービーのスピード設定は、「MENUボタン->画質設定->HSスピード->fps選択」をする必要があり、かなり面倒に感じました。
HSムービーはfpsによって、動画のサイズまで変わってしまうので、もう少し簡単に設定できるようにしてもらいたかったです。
続く。
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