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吉野家の対応は一味違う

2010年05月15日 雑記
昨今の企業の火消し作業においては、やずやのプロの脆弱性対策Amebaなうやセブンネットショッピングの件など、とにかく「他人のせいにして、問題を隠し通すこと」が主流となったりしています。

そんな中、苦境が報じられている吉野家の対応は一味違いました。

隠すどころか、吉野家オフィシャルサイトTOPページに「デカデカと赤枠で囲って」PDFへのリンクを張って応戦しています。



赤枠内リンクのPDF「昨今の一部報道機関の報道について」の内容はもうほんとうにすごいです。


冒頭から、吉野家の現状をストレートに表現しています。
昨今の一部報道機関の報道について

昨今、一部メディアに、『苦戦鮮明』、『独り負け』などの見出しで、吉野家の業績に関する報道がありました。
苦戦鮮明』、『独り負け』など、普通は自ら言いにくい部分です。どんな状況がメディアに報じられているのかが即わかります。


そして、一番驚いたのはこの部分。
4月のセールにつきましても『効果が薄かった』という内容の記事がありましたが、セール期間中の入客数は前週比平均で203.8%でした。また、先月の営業実績は下記の通りでした。因みに、売上高についても勝ち負けで敗者のごとき論評ですが、少なくともこれまで吉野家が劣ったことはありません。
売上高についても勝ち負けで敗者のごとき論評ですが、少なくともこれまで吉野家が劣ったことはありません」。なんだか吉野家が格好良く見えてきました。


また、最後はこのように締めくくられています。
吉野家ではファンの皆様のご期待に沿えるよう頑張ってまいりますので、一層のご支援をいただけますよう、宜しくお願い申し上げます。
ファンの皆様のご期待」に沿えるよう頑張るのであって、「吉野家でたまに食事はするけど特別にファンというわけではない客」に対しては頑張らなそうなところが吉野家らしいと思いました。

これからも、吉野家ファンのために頑張ってもらいたいですね。



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