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台北101を風圧から守る巨大なチューンドマスダンパー

2010年01月06日 海外
台北101を風圧から守る巨大なチューンドマスダンパー。



TMDとは…
TMD
チューンド・マス・ダンパー TMD(Tuned Mass Damper)は本ビルの必要にあわせオーダーメイドで作られたアクティブ減衰システムで、87F~91Fの中心となる位置に設置されています。主な目的はバランスを保ち、強風が吹いたときの揺れを低減させることで、ビル内で働くビジネスマンの快適性を確保しています。さらに伝統的なダンパーも設置されています。Taipei 101-TMDは建築と構造機能を合わせて考慮し、88階及び89階からダンパーの様子を見ることができます
直径5.5メートル、厚さ12.5センチメートルの鋼板を41層に重ねて溶接した金色の球体の塊。その質量はなんと660トン!地上500m近いところに、660トンの球体が!こんな重いものを持ち上げられるなんて、人間の技術すごい。


足の部分もめちゃくちゃ格好良い。



660トンの球体を、直径9センチ、長さ42メートルの8本の鋼鉄製ケーブルで直接92階から吊るしています。


上から見下ろすとこんな感じでした。



このチューンド・マス・ダンパーのおかげで、風圧にも耐えて、安定して超高層ビルが建っているんですね。




さて話は変わって、88階では「世界で最も高い宝石珊瑚」の展示と販売が行われていました。



鯉。



パンダ。



マネキン。



白菜。



お金持ちは高いところが好きなのか、高いところに行くと財布の紐がゆるむのか、高価な物が販売されていました。

次回は台北101から撮った夜景の写真に続きます。

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