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日本の経済学者は言っていた「iPhone 3Gはジョブズの敗北宣言」

2009年09月21日 iPhone・iPad・Android


iPhone 3Gが日本に上陸して1年と2ヶ月。最初は、Apple製品好きな人や新しいアイテム好きな人以外には懐疑的に見られていたiPhone。BUTCHさん
「世界的ですもんね 乗るしかない このビッグウェーブに」
の台詞が有名になったりもしました。ビッグウェーブはすぐ去っていくと予想していた人も多かったように思います(最近ブッチさんは愛用のiPhoneを無くしてしまっていたそうですが、おととい見つかったようです→BUTCHのビッグウェーブ漂流記 : まさしく漂流記)。


iPhoneのビッグウェーブは衰えることなく、発売から1年経っても販売は絶好調です。「携帯販売ランキング(9月7日〜9月13日)」の最新データでも、ソフトバンクモバイル、NTTドコモ、au全機種の中で第1位を獲得しています。
ケータイ電話機としての性能が低いと見られていたiPhoneですが、弱点も次々と克服され(iPhone 3G のダメダメなところまとめ)、
「iPhoneで生活が変わりました!」
という人が続出しているくらいです(iPhoneを使っている方へ質問など)。Google で検索しても、iPhoneで生活が変わった人の体験談がたくさん出てきます。


さて、そんなiPhoneの今の姿を、日本の経済学者はどのように予想していたのでしょうか?

日本で有名な経済学者、池田信夫さんはiPhone 3Gをこのように評価していました。
これでアップルの価格支配力も、iPhoneのポータビリティもなくなる。SIMロックなしのオープンアクセスが当たり前の欧州では、売れないだろう。アメリカではすでにベライゾンがトップになり、700MHz帯ではオープンに移行し、グーグルと提携して Androidを採用し、2010年にはLTEに移行する計画だ。今ごろ3Gなんて騒いでいるのは1周遅れである。

もともとSIMロックして、Skypeなどの外部アプリケーションを締め出すiPhoneの閉鎖的な構造には、ハッカーの批判が強い。それは、いわばジョブズ鎖国の端末であり、iPodのように他の業者がへまな市場とは違って、携帯電話には価格でも性能でも強力なライバルがたくさんいるので、iPhoneはヒットしなかったし、このままでは今後もしないだろう。まぐれ当たりは何度も続かないということだ。

iPhone 3Gはジョブズの敗北宣言 - 池田信夫 blog
iPodのように他の業者がへまな市場とは違って、携帯電話には価格でも性能でも強力なライバルがたくさんいるので、iPhoneはヒットしなかったし、このままでは今後もしないだろう。まぐれ当たりは何度も続かないということだ

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