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電源をONにして数秒でウェブアクセスできるOS

2009年07月08日 パソコン(PC)
Googleから、Androidとは別の、高速で軽量なOSの設計が発表されました。
Google Chrome OS の重要な要素は、スピードと使いやすさ、安全性です。ユーザーが数秒でコンピューターを立ち上げてウェブにアクセスできるように、非常に高速で軽量の OS を設計中です。ユーザーインターフェイスはユーザーの妨げにならないよう最小限に抑えられ、ユーザーエクスペリエンスのほとんどはウェブ上で提供されます。

Google Japan Blog: Google Chrome OS のご紹介

違う、我々が欲しいのは電源をONにした瞬間起動するマシンだ。を思い出しました。
違う、我々が欲しいのは電源をONにした瞬間起動するマシンだ。

違う、我々が欲しいのは電源をONにした瞬間起動するマシンだ。 - [Z]ZAPAブロ~グ2.0

Google Chrome OSは、コンピューターを立ち上げてウェブにアクセスするまでの時間が数秒となる超高速なOSを目指すようです。しかもオープンソース。オープンソースでは、その思想が重要になりますが、Google Chrome OSの思想は明確で理想的なものです。
多くの方がコンピューターを起動させブラウザを立ち上げるのを待たずに、すぐにメールを見たいと思っていて、コンピューターがいつも最初に買ったときと同じ速さで動いてくれればいいと思っています。どこにいても自分のデータを入手できて、コンピューターを失くしたりファイルのバックアップを忘れる心配から解放されたいと願っていて、ハードウェアを新しくするたびに何時間もかけてコンピューターの環境設定をしたり、ソフトウェアの更新を常に気にしたりしたくないと思っています。
PCの使い方が、デスクトップからウェブへとシフトしていく中で、ついにウェブ専用の高速軽量OSが登場することになります。この紹介文の中に、印象的なフレーズがありました。
アプリケーション開発者にとって、ウェブはプラットフォームです。
5月のグーグルCEO講演では、このような発表していました。
インターネットやWebブラウザが有力なソフトウェアプラットフォームとして認知されるようになって久しい。しかし、シュミット氏は、われわれはまだその入り口に立っているようなもので、本当の開発はこれから始まるのだという。今こそ機が熟したとする理由として、ネットワークが普及したこと、ネットビジネスが認知されてきたこと、ツールが成熟してきたこと、開発者、あるいは開発に参加する層が増えていることなどを挙げる。

Webは開発プラットフォームとして機が熟した、グーグルCEOが講演 − @IT
「まだその入り口に立っているようなもの」。「日本のWebは残念」どころか、世界的に見てまだ始まってもいないことになります。これからが本当のウェブ時代の幕開けですね。