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世の中がパワーポイントで動き始めるのはダメなこと?

2009年06月03日 はてな
はてな近藤社長のお言葉。


世の中はパワーポイントで動き始め、エクセルで管理されている

梅田望夫さん関連の記事が盛り上がっている中でのこの発言は、「シリコンバレーで学びました」と言っているようにも聞こえてしまいました。


近藤社長「未熟だったと思う」 はてなが目指す“脱IT系”では、社長自身コードを書くのをやめたと書かれています。
数カ月前から、コードを自分で書くのをやめた。「何かを形にしてそれを何万人もの人に使ってもらうのは、何物にも代え難い喜びだった」から、身を切られるような思いで。現場にい続けたいという思いは強かったが、それでも断ち切った。

 「自分でプログラムを書いて動くものを作っていると、どうしても視野が狭くなる。現場から離れれば、現場で出てきたものをたくさんの人に使ってもらえるかを考えるようになる」――そう考えたからだった。
現場から離れたら、パワーポイントやエクセルを使うようになったという意味でしょうか?

世の中にはExcelを方眼紙のように使っている人もけっこういます。あくまでもツールなので、ツールをどう便利に使うかは自由だと思うんですけどね。「パワーポイントやエクセルを使っている人は、PerlやJavaでプログラミングしている人より劣っている」とは思いませんし。

もしはてな取締役望田さんのように、
ぼくが将棋に魅せられるというのも、ものすごく優れた人たちが徹底的に切磋琢磨するプロフェッショナルな世界に惹かれるから。そういうところでやってる人がものすごく努力して至高の世界に行く。そういう中で最高峰の世界をみせてくれるじゃない。そういうのに惹かれるから。

日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く
プロフェッショナルな世界に惹かれていて、「パワーポイントやエクセルを使っている人はプロフェッショナルではない」、という意味だったらちょっと残念に思います。

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