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古本屋が作家に利益を還元するってホント!?

2009年05月17日 読書
アーカム畠中社長から頼まれたので、ブログで取り上げます。



古本・中古CD・中古ゲームなどの販売/買取を行っている「アーカムブックス」では、現状の新刊/古本の販売形態を改革し、「中古本の利益をアーティスト、著作権者に還元すること」を決定しました。現在2009年8月のリリースに向けて、外部の人からの感想、持論、批評などを求めています。

以下、畠中社長からのメッセージです。
弊社は新刊、古本ごっちゃのオンライン書店と実店舗を運営しておりまして、DNPさんがブックオフ筆頭株主になったニュースなどにあるように新刊業界と古本業界は仲良くやっていくべきだと常々考えております。

この10年考えた挙句以下のようなことを考えました。

https://arcam.typepad.jp/arcamstaff/2009/05/post-febc.html

ただ、本当にこの思想があっているのか間違っているのかわかりません、さまざまな解決しなくてはいけないことも理解しております。。
詳しくは、アーカムしゃちょう日記: アーカムでできること。に載っています。「なぜ、中古本の利益をアーティスト、著作権者に還元するのか」について、アーカムの現在の考え、方法などが載っています。もしもっと良い方法等があれば、ぜひレビューしてあげてください。


個人的にはこのシステムはぜひ歓迎したいです。本の場合、中古になると劣化が激しくなっていってしまいます。CDやゲームなどの中身がデジタルの場合は、劣化しにくいのでさらに歓迎です。ただ、紙の良さを守っていくという意味では、古本にこそ適用していくべきなのかもしれません。販売額ではなく買取査定額の3%という数字が、適正なのかどうかは自分にはわかりません。システム化を含め、アーカムにはこれからぜひ頑張ってもらいたいです。


ちなみに、アーカムブックスでは何度か買い物したことがありますが、間違えて購入してしまったこともあります。



Mariah Careyの「ヴィジョン・オブ・ライヴ」と「MTV UNPLUGEED EP」は違う名前のCDだったので注文したら、中身は全く同じCDでした。便利で安く簡単に購入できるネット販売とはいえ、しっかりと中身を調べてから買わないとダメですね。