わたらせ渓谷鐵道に乗ってみた
2009年05月03日 国内
平成21年3月29日に、開業20周年を迎えたわたらせ渓谷鐵道の列車に乗ってみました。
わたらせ渓谷線は、足尾線を引き継いだ路線で、もともと足尾銅山から産出される鉱石輸送のために足尾鉄道が敷設した路線でした。わたらせ渓谷鐵道は開業以来赤字に悩まされ続け、ダイヤ改正により本数も削減されて、1-2時間に1本程度しか運行されていません。存廃問題もたびたび取りざたされています。今回、廃線になってしまう前にわたらせ渓谷鐵道に乗ってみました。
わたらせ渓谷線は、足尾線を引き継いだ路線で、もともと足尾銅山から産出される鉱石輸送のために足尾鉄道が敷設した路線でした。わたらせ渓谷鐵道は開業以来赤字に悩まされ続け、ダイヤ改正により本数も削減されて、1-2時間に1本程度しか運行されていません。存廃問題もたびたび取りざたされています。今回、廃線になってしまう前にわたらせ渓谷鐵道に乗ってみました。
わたらせ渓谷鐵道は、JR両毛線と接続している群馬県の桐生駅からスタートです。
そして終点は、栃木県の間藤駅です。端から端まで乗ると1時間半くらいかかります。
間藤駅 - Wikipediaによると、ここ間藤駅には「全盛期には18人もの駅員がいた」らしいです。
現在は、ここで線路が途絶えています。
300mほど歩くと足尾本山駅 - Wikipediaへ向かう線路が残っています。もちろんこの上を列車が通ることはありません。廃線していない理由は、「廃線ではなく、未だ休止線とする理由は廃線としてしまうとすべての施設の撤去を必要とするため、赤字経営の続く同路線では廃線撤去費用を捻出できないからである」だそうです。
周りの山は足尾鉱毒事件の影響でまだ禿げていました。でも、小学校の修学旅行で来たときは、もっと禿げていたような記憶があります。
5月3日は、足尾まつりです。地元の人が「ちょっと来るのが早かったね〜」と言っていました。
わたらせ渓谷鐵道列車の車窓から。
車窓からその2。白みかげ石がごろごろ転がっていました。
車内の様子。先に切符を買う駅と、整理券をもらってからあとで払う駅とがあります。整理券の場合は、車内の運転士さんに直接お金を払います。
神戸駅。「こうべ」駅ではなく、「ごうど」駅。
お昼は、神戸駅のそばのおそばやさん「玉木屋」。
手打ちざるそばが600円、手打ち天ざるそばが700円。手打ちなのにやたらと安い上に、注文後に「おいなりさんはいかがですか?」と聞かれたので、もしやと思ったら…。
とても量の少ないおそばでした。大食いの人は2枚食べても足りなさそうです。おそば自体は麺が細くてコシがあっておいしかったです。天ぷらのひとつは、タケノコの天ぷらでした。旬の筍です。
土日休日など限定で1日1往復しかしない人気のトロッコ列車。
普通の列車と並ぶと、違いがわかります。窓が開放的で気持ちよさそうです。
トロッコ列車は人気のため、事前予約が必要となります。
というわけで、渡良瀬川上流の美しい渓谷に沿って走る、わたらせ渓谷鉄道わたらせ渓谷線のレポートでした。