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16ヶ月におよぶFlashの検索エンジン対策実験

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2008年07月04日 カテゴリ:プログラミングTIPS
Flashは検索エンジンに引っかからないという思い込み」から始まったFlashの検索エンジン対策実験。
なぜFlashは検索エンジンにひっかかりにくいのか?-SEO対策-
FLASHだって検索結果1位を目指せます!-SEO実験結果-
実験とその結果を載せてきたわけですが、その時密かにもう一つの実験も行っていました。最近になって、「Google、Flashをインデックスできる新アルゴリズム公開」という発表がありました。実験開始から約16ヶ月経った今、その役目を終え、ここに実験結果を発表したいと思います。

今回の実験結果の前に、今までの実験の流れはこんな感じでした。
1. Flashで作られたコンテンツは、Flash内のテキストを読み取れないから、検索エンジンに引っかからないよね

2. Googleには「filetype:」オプションがあるんだから、FlashのSWFファイルもインデックスされてるんじゃない?

3. 本当だ!SWFファイルも検索に引っかかる!

4. でも、「Flashって検索エンジンに弱い」よね〜。

5. じゃあ、SWFファイルで検索結果1位を目指してみようか!

6. 1位になったよ〜

7. SWFファイルが1位になったってことは、別に「Flashが検索エンジンに弱い」とは言いきれないよね。

8. 「外部サイトからのリンク数、関連度」「リンクキーワード」「アクセス数、人気度」が大事なんだよ、きっと。(個人的な見解)
実験方法は、簡単にまとめるとこんな感じでした。
Flashが検索エンジンに弱いかどうかを証明するために、「Flashを使いこなす」の検索ワードでGoogle検索して、http://zapanet.info/flashseo.swfのSWFファイルが1位表示されるかどうかを試す実験。(結果は、「表示された」です)

それでは、16ヶ月前に仕込んでおいた、もう一つの実験結果を発表します。

16ヶ月におよぶ今回の実験内容

今まで16ヶ月間、何の実験をしていたかというと…

Flashファイルの中身のテキストまでインデックスされるのか?

を確かめる実験でした。

例えば、ゲーム filetype:swfでGoogle検索すると、SWFファイルなのにテキストがインデックスされているものが見つかります。
このテキストは、HTMLファイル内に埋め込まれたSWFファイルのHTML部分のテキストを表示しているのではなく、実際にFlash内で表示されるテキストがインデックスされています。

世の中には、「ゴキブリ殺しゲーム」という激しく気持ち悪いゲームが存在するのですが、このゲームの例で言えば、
お食事中の方は、退治しないでください。
などのFlashで表示されているテキストがそのままGoogleの検索結果に表示されています。

本当に、「Flashの中身のテキストまでインデックスされるの?」ということで、16ヶ月前に実験をスタートさせていました。そして、その仕込んでおいた実験結果は以下のようになりました。

16ヶ月におよぶ今回の実験結果

http://zapanet.info/flashseo.swfのFlashファイルでは、
タイトル:「なし」
本文:「Flashを使いこなす FlashのSEO対策 SWFファイルへ直リンすることで、 検索結果はどのように変わるのか? 詳しくはWebで http://zapanet.info/blog/item/938」
としていました。Google検索結果に、本文のどこかの文章が表示されるかどうかを実験していました。


その結果は…

2007年7月(1年前)
↓↓↓
2008年7月(現在)

残念ながら、「Flash内のテキストは表示されません」でした。
唯一変わったのは、「flash」から「Flash」へ、なぜか1文字目が大文字になったくらいです。(元のSWFファイルには一切の変更は加えていません)

検索結果にFlash内のテキストが表示されていないことは、一番最初にFlashファイルがインデックスされたときにわかっていましたが、Flash内のテキストがどのタイミングで解析されてインデックスされるかはわからなかったため16ヶ月間待ちました。しかし、16ヶ月待っても結果は全く変わらず、テキストが表示されることはありませんでした。

実験結果の考察

今回の結果からは、Flash内のテキストまで全てインデックスされていないのか、それともインデックスはしているけれど検索結果に表示はしていないのかはわかりませんでした。
もしFlash内のテキストをインデックスしていないとすると、「Flashを使いこなす」の被リンクだけで検索結果1位になったということにもつながり、それはそれでなかなか興味深い内容でもあります。
被リンク(数、関連度、キーワードなど)の重要性が証明された内容とも言えます。

Flash内のテキストがインデックスされるためには、何らかの条件があるのかもしれません。今回のファイルは、ActionScript3.0のソースコードをmxmlcコンパイラでコンパイルしてSWFファイルにしたものでした。

Flashは検索エンジンに弱いのか?

以上のことから、Flash単体ファイル(SWFファイル)にせよ、HTML埋め込み型のFlashコンテンツにせよ、被リンクがしっかりしていれば検索エンジンでも上位を目指せるはずです。
ただ、Flash内のテキストまで全て検索エンジンにインデックスしてもらうには、何か別の条件があったのかもしれません。

今後は、Google公式のOfficial Google Webmaster Central Blog: Improved Flash indexingにQ&Aも載っていますが、新しいインデックス方法に変わるようです。直接SWFファイルに埋め込まれたテキストが全てインデックスされるのか、その辺りにも注目です。

これからのFlashのSEO対策

今回の実験からわかったことをまとめます。
1.Flashが検索エンジンに弱いと決めつける必要はない
2.被リンクは超重要
3.Flash内のテキストも読み取ってもらえる
よって、今後は「FlashだからSEOに弱い」と決めつけずに、フレキシブルにサイトを構築していくのが良いと思われます。

Flashを検索しやすく――AdobeがGoogle、Yahoo!と提携には、このようにも書かれています。
従来、検索エンジンはSWFファイル内の静的なテキストとリンクをインデックス化していたが、Flashコンテンツは状態が変わるため、検索インデックスに取り込むのが難しかった。だが今回の提携で、Flash Playerで動作する多数のリッチインターネットアプリケーション(RIA)やWebコンテンツが検索で見つかりやすくなるという。

RIA開発者やコンテンツ制作者は、Flashコンテンツに変更を加える必要はない。Googleは既にFlash Player技術を検索エンジンに取り入れており、Flashコンテンツが検索可能になっている。Yahoo!は今後のYahoo! Searchのアップデートに合わせて、SWF検索に対応する予定。AdobeはFlash検索を拡大していく意向だとしている。
Flashの技術者は、自信を持ってFlashアプリケーションを開発しても良さそうです。

最後に

ここに書いてあることは、FlashのプロでもSEOのプロでも、業者でもなんでもないど素人が書いた内容ですので、あまり鵜呑みにしないでください。責任は一切取れませんので。

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