今からでも間に合う!e-Taxで確定申告!(設定編)
2008年03月08日 雑記
今からでも間に合う!e-Taxで確定申告!は、前回の準備編に続き、今回は設定編です。パソコンに詳しくない人は、ここでつまづくこと間違い無しです。せっかく住基カードやICカードリーダライタまで揃えたのに、その後の設定ができなくて、諦めて普通に紙で確定申告する人もたくさんいます。
2.設定編
今からでも間に合う!e-Taxで確定申告!(準備編)により、e-Taxで確定申告するための準備が整ったら、次はいよいよ設定です。2-1.e-Tax開始届出書の提出
国税電子申告・納税システム(イータックス)のページから、開始届出書を「オンライン」で提出します。書面での手続きは時間がかかり、おそらくもう間に合いません。「オンライン」なら、その場で届け出が完了します。まずは公式サイトの手順に従って、ルート証明書をインストールします(ダウンロードして、exeファイルを実行してインストール)。
次に、「開始届出書(初めての方)」から、PDFファイルに必要事項を書き込み、提出します。
送信後、「即時通知(開始届出書)」画面が表示されるので、印刷して控えを取っておきます。「利用者識別番号照会」ページで暗証番号を入力して、利用者識別番号を確認&印刷しておきます。
これで、e-Taxで確定申告できるようになりました。
2-2.ICカードリーダライタのドライバインストール
CD-ROMやインターネットからダウンロードしたICカードリーダライタのドライバインストールソフトを実行します。ドライバがインストールできたら(あるいはインストール中の指示に従って)、購入したICカードリーダライタをパソコンに接続して、ドライバインストールを完了させます。
これで、ICカードリーダライタが使えるようになります。
2-3.JRE(Java実行環境)のインストール
「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」を動かすには、パソコンにJRE(Java実行環境)がインストールされている必要があります。インストールされていなければ、JREのインストール方法を読んでインストールします。2-4.公的個人認証サービス利用者クライアントソフトVer2.2のインストール
市区町村の窓口などでもらうCD-ROMか、公式サイトからダウンロードした公的個人認証サービス利用者クライアントソフトVer2.2をインストールします。2-5.ICカードリーダライタと公的個人認証サービスの設定
パソコンにつなげたICカードリーダライタに住基カードを差し込みます。「スタート」>「プログラム」>「公的個人認証サービス」>「ユーティリティ」>「ICカードリーダライタ」を実行し、ICカードリーダライタを設定します。
2-6.e-Taxソフトをダウンロード&インストール
公式サイトからTaxソフトをダウンロードしてインストールします。必要な税目があれば追加インストールします。
2-7.e-Taxソフトの初期設定
e-Taxソフトを起動し、・「利用者ファイルの作成」
・「納税用確認番号の登録」
・「電子証明書の登録」
・「メールアドレスの登録」
を済ませます。
これで、e-Taxで確定申告するための設定は完了です。
周辺機器の設定、各種ソフトのダウンロード、インストール、設定、届け出など、複雑な設定を乗り越えないとe-Taxで確定申告ができません。
パソコンに詳しい人ならなんとかなりますが、あまり詳しくない人には勧められないほど面倒で複雑です。
だから、こんなトラブルも起きてしまうんですね。
確定申告:「パソコン強制された」と苦情殺到 鈴鹿税務署税務署の人は「パソコン入力は納税者側にも便利なので、そちらに誘導しようとした」と話しているそうですが、手続き・設定が大変なので「便利」とは言い切れません。
今月から全国で始まった確定申告を巡り、鈴鹿税務署(三重県鈴鹿市)が臨時会場で行っている申告書の受け付けで、「パソコンでの申告書作成を強制された」などの苦情が殺到。直接関係のない鈴鹿市に3日間で約50件の苦情が寄せられていたことが21日、分かった。
e-Taxで確定申告しようと思っていたものの、予想以上に設定が難しそうだと感じたなら、さっさと書面での提出に切り替えた方が得策です(e-Tax開始届出書の提出をしても、普通に紙での提出も認められているはずです)。最高5000円控除の件は忘れて、時間を有効に使った方が良いかもしれません。
次回は、申告書作成&送信する提出編になります。
ここまで順調に来られた人なら、e-Taxの恩恵を受けられると思います。