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[AIR解説本の裏話1]なぜAIR解説本を書くことになったのか

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2008年01月04日 カテゴリ:執筆・掲載履歴
今月10日頃に発売されることが決まった、ZAPA執筆の「Adobe AIRプログラミング入門」。
[AIR解説本の裏話]として、今回からいくつか記事を投稿します。

第1回目は、「なぜ、自分がAIR解説本を書くことになったのか?」についてです。

執筆依頼の話

AIR解説本の執筆依頼が来たのは、まだ暑い真夏の8月でした。

はじめて執筆のお仕事をしたのは、「○○の依頼を受けました」の時(5月)です。あの時は、一度もお会いしたことのないTさんからの推薦で執筆することになりました。今回も、なぜ自分にそういう話が来たのかは全くのナゾでした。しかも共著ではなく、単著として丸々一冊書くという大変な作業の依頼です。
ハンドルネームZAPAという謎の存在、どこの馬の骨かもわからない人物(複数かもしれない)にそんな依頼を出すことがあるのだろうか。それに、ZAPAという裏の存在が表舞台に出てしまっても良いのだろうか。

○○の依頼を受けましたより
という悩みは、前回以上でした。

これが、記事執筆依頼は続くもので…(9/13日投稿)を投稿して、周りにAdobe AIR完全解説の記事を書いたと公表した後ならわかります。でも、この時はまだ誰にもAIR記事を書いたと公表していませんでした。裏で情報がばれていたならまだしも、出版社が違うので、それも無いと思います。

出版社をかけ持ちしても良いのか?

もし執筆依頼を引き受けるとしたら、この時点で2つの記事、出版社をかけ持ちすることになってしまいます。
Adobe AIR完全解説アスキー
Adobe AIRプログラミング入門工学社

人気作家なら、かけ持ちくらい当たり前なのかもしれませんが、自分はまだまだ駆け出し?(駆け出し?作家として駆け出した覚えはないのだけれど…)なので、いきなりかけ持ちをするのはまずいだろうと思い、編集者の方に確認してみました。

まずは依頼された工学社さんから。
内容がまったく同じというわけでなければ特に問題はございません。
「内容がまったく同じ」でなければ問題がないと、あっさり返事が返ってきました。

続いて、すでに記事は執筆済みで雑誌の発売がまだだったアスキーさんに。
サンプルプログラムや解説の文章が同じでなければ、問題にはなりません。ご安心ください。
こちらも「サンプルプログラムや解説の文章が同じ」でなければ問題がないと、あっさり返事が返ってきました。なんだか自分が考えすぎみたいだったみたいに、あっさりとOKが出ました。何か問題があれば、今回の話は断ろうかとも考えていたのですが、双方とも全然問題はなく、引き受けるかどうか迷いました。

書籍の内容、発行部数、価格などについて

執筆依頼された書籍の内容は明確で、「AIRの概要、必要なもの、プログラミングの概要や実例を初級者から中級者ぐらいを対象に解説」することでした。内容に加え、本のサイズ、ページ数、価格もある程度決まっていて、「A5判160〜250ページ」「1600〜1900円」くらいの予定でした。プログラミング本としてA5判は小さいなと思いつつ、A5判160ページだとかなり薄い内容になってしまいそうだから、多分限界の250ページまで書いてしまうだろうなと思いました。

→結果的には、執筆したAdobe AIRプログラミング入門はA5判250ページでは全然収まらず、B5変型判に変更してもらった上に、CD-ROMが付録として付くことになり、税込み2415円となりました。

また、この時すでに発行部数も予測されていました。「傾向から考えて初版は2000〜2500部程度」と言われて、「あぁ、プログラミング解説本はこの程度しか出版できないのだなぁ」と、改めて実感しました。日本全国の書店数は17000店くらいと言われているので、10店回ってやっと1冊見つかるくらいです。実際、自分がプログラミング解説本を買うときを思い返してみると、かなり大きくてコンピュータ書籍が充実している書店か、アマゾンなどのインターネット書店でしか買っていないことに気づきました。

執筆するかどうかの迷い

AIR解説本を執筆するかどうかは、本当に迷いました。そこで、「印税」の観点からも考えてみることにしました。本と言えば「印税」で、去年は麒麟の田村裕さん著「ホームレス中学生」が約1億円の印税を生んだことも話題となりました。
今回は、執筆記事に対する買い切り形式ではなく、印税契約という形式でした。価格と発行部数もあらかじめ決まっていたわけで、単純に印税率をかければ印税額が計算できるはずだと考えました。

[AIR解説本の裏話2]印税ってどうなってるの?に続きます。