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URLの持ち主が同じでないことを証明するには

2007年10月13日 ブログ全般
URL AとURL Bの持ち主が同じでないと証明するにはどうすればいいか。
についてのメモ。

この前、「Perlにこだわる奴らは時代遅れ(God寺田) - 目指せZAPAブロ~グ!!」をブックマークされた方から、はてなid:waseda23とはてなid:zapaは同一人物ではないのか、と疑いをかけられました。
違うよ。全然違うよ。
と言いたいところでしたが、違うことを証明する方法がないことに気付きました。

幸いはてなブックマークには、IDコール機能というものがあったので、それを利用して、
同一人物じゃないですよ。
とメッセージを送ったら納得していただけたので助かりました。

嫉妬から荒らしに変貌するとき」なんて記事まで書いているのに、これを含めて全て自作自演だったら、ちょっと自分を褒めてあげたいと思いました。


で、この時気付いたのが
URL AとURL Bの持ち主が同じでないと証明するにはどうすればいいか。
ということです。

疑いをかけられたときに同一人物であることを証明するのは簡単です。
同じ内容を同じタイミングで更新するとか、証明する方法はいくらでもあります。

一方、疑いをかけられたときに同一人物でないことを証明するのは非常に困難です。
ブログのネタ合わせを吉祥寺のホルモンが美味い焼酎専門店でやっていたって良いじゃないか - 煩悩是道場」で指摘されたように、「人の口に戸は立てられない」ので悪用されてしまう心配があります。

最もひどいと思ったのは、「「ホームページを作る人のネタ帳」についてみなさんどう思いますか? - WEB自習室(oppappy)」。
どうやら僕はこのブログが嫌いなようです
と語り、そのブログの評判を落とそうとしました。
もし今日書いたことが全くのでたらめだったとしたら、金輪際はてなダイアリーは書きません。
とも書いてあり、次のエントリで終了しているところを見ると、「全くのでたらめ」だった可能性もありますが、ネタ帳の悪評だけは見事に広がりました。

例えば、ブログというとコメント欄があるのが割と一般的ですが(現在このブログにはありませんが)、そのコメントがブログ主の自作自演ではないと証明する方法はありません。
また、ブログAとブログBがあり、同一人物が書いていないと証明する方法もありません。
疑いをかけられ悪用されたときに、証明方法がないのはなかなか不便です。


そういうわけで、URL AとURL Bの持ち主が同じでないと証明するにはどうすればいいか、について考えてみました。

URL AとURL Bの持ち主が同じでないと証明できるか

* 認証状態の区分
- 匿名の第三者
- 何らかのログイン済みの第三者
- 信頼の置ける第三者
-- 信任、クレジット。
-- 紐付けられたアカウントのブログなどの継続日数、はてな市民的アプローチ
-- 読者数、Follower数
- 本人
- 信頼の置ける本人
本人が嘘をついていないという証拠がない

* 他人による主張
- wiki的解決
-- tako3.com
-- fooo.name
他人が騙されている可能性がある

* サービス提供者による証明
- 同一の運営元の他のサービス
- d.hatena.ne.jp/XXXXとb.hatena.ne.jp/XXXXは同一人物ではない
他人が偽装している可能性がある
接続元IPだけでは判断できない

* 本人による主張
- https://bulknews.net/home/
- XFN、rel="me"でリンク、OpenIDでログイン→リンク先のページが自分のものであると主張できる
- プロフィールページサービス
-- iddy.jp、jaikuのfeedなど。
-- 他人のを勝手に登録することができる。証明にならない。
本人が嘘をついている可能性がある

* 本人による否定
- これは私のURLではありません。
- 勝手に編集されたURLリストについて、OpenID等でログインして関連性がないと否定する。
- 本人が望まないアカウントの紐付けを解除する。youpyとoman**xxxは同一人物。サブアカウント。キバヤシ。
本人が嘘をついている可能性がある

* 他人による否定
- それは俺のURLだ、お前のじゃない。
他人が嘘をついている可能性がある

* 本人による証明
- 同一セッション内で2つのURLでログインを成功させる。
- 例えば同一セッション内でlivedoor認証、はてな認証が通れば異なるサービス運営元のアカウントを紐づけられる。
- 証明をしたいURL側で何らかの認証方法をサポートしなくてはならない。
- OpenIDはサービスを越えて使える。delegateするだけでいい。
同一人物であることは証明できても、同一人物でないことを証明することは難しい。
それぞれ信頼の置ける何かと同一であることを証明し、それが同一人物でなければ可能か。

* メタ情報による推定
- ページ作成者による主張
-- openid.delegate
-- Account Auto-Discovery
-- link rel="made"のメールアドレス
-- HatenaStarのtoken
-- MyBlogLogのなんか
-- rel="me"による(他の証明済みページへの)リンク
- 勝手に付加される場合有り
-- Google Adsenseのid(AdSenser)
-- AmazonアソシエイトID
- 張ってあるだけじゃダメ
-- 勝手に他人のコード貼り付けが出来る、信頼はできない。
信頼性が低い


主張の強さ、自分の中でのイメージ。

↑強いクレーム
- 本人による証明
- 本人による否定
- (証明済みの)他人による否定
- (信頼の置ける)本人による主張
- 信頼の置ける第三者による主張
- メタ情報による推定(ある程度信頼の置けるもの)
- 第三者による主張
- メタ情報による推定(信頼の置けないもの)
↓弱いクレーム

* 感想
同一人物でないことを証明するのは難しい。
信頼の置ける何かとURL Aの持ち主が同じであることを証明、信頼の置ける何かとURL Bの持ち主が同じであることを証明することができれば、信頼の置ける何か同士を比較して違うことを証明できるかもしれない。
が、証明自体をすることが難しく、個人情報を晒さなくてはいけない危険性もあり、同一人物でないことを証明するのはなかなか難しいかもしれない。

ネタ元

辛辣インターフェース評議会 - URLの持ち主が同じであることを証明するにはどうするのがいいのか