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武豊騎手は馬券を知らない

2007年06月27日 競馬
今日放送の「武=孝太郎」(武幸四郎ではありません)を見て驚きましたが、どうやら

武豊騎手は馬券を知らない

みたいです。

馬券を買うためのマークシートがどのようになっているかを知らないのはもちろんのこと、馬券の色さえ知らない様子でした。
「緑なんだ〜」と言ってました。
マークシートを機械に挿入すると、簡単に馬券が買える仕組みも多分知らないのだと思います。
10万人以上の入場客がいても破綻することなく動き、安心して馬券を購入できるシステムを知らないみたいです。

2005年ディープインパクトがダービーを優勝したときの東京競馬場
ダービーくらい人が多くなると、全く身動きできない状態になるので、レース直前に馬券を買いに行くことはできませんけど。
あらかじめ馬券を買っておくか、ケータイで買うかしないと、せっかく場所取りした席に戻って来られなくなります。

さらに驚いたことは、武豊騎手は自分の出ている「レースの賞金も知らない」そうです。

馬券を買っている人たちはオッズに一喜一憂していたりするのに、レースに出ているジョッキーの方は賞金や馬券のことはあまりわかっていないみたいです。
もちろん馬券を知っていたところで買うことはできないし、馬券よりももっと大切なものを賭けてレースに挑んでいるので、馬券のことを詳しく知らなくても当然のことなのかもしれません。

引退した岡部騎手は、馬券を買っても全然当たらない、難しいですねと言っていました。
パドックの解説をする際、「どの馬がよく見えますか?」と聞かれて、「この馬もあの馬も良く見えて、なんだか全部良さそうに見えるね」と発言していることもありました。

エアグルーブを育てた名伯楽・伊藤雄二調教師も馬券は買わないと言っていました。
エアグルーヴが桜花賞を回避したとき、「桜花賞では馬券が300億円売れると思う。その半分はエアグルーヴ絡みであるはず。それなら当然やめるべきなんです」と語っていたりもしました。

競馬関係者であればあるほど、馬券とは離れてファンを大切にすることが大切なのかもしれません。